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概要 ¶
このノードは、Lattice From Volumeノードやデフォーマ系ノードと併せて動作します。
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Lattice From Volumeノードは、ボリュームまたはボリュームセットからラティスジオメトリを作成します。
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Soft TransformやBendなどのデフォーマ系ノードを使用してラティスを変形させます。
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このノードは、ラティスで行なった同等の変形を自動的にボリューム(s)に適用します。
Lattice From Volumeノードは、ラティスジオメトリのポイントにそのポイントの派生元であるソースボクセル(ix
、iy
、iz
の整数Pointアトリビュート。これらのアトリビュートには、ボクセルグリッド上のオリジナルサンプルの3D位置が指定されています)と、そのポイントの空間内における元々の位置を記録したrest
アトリビュートをマークします。
このノードは、変形されたラティスのポイントポジションとrest
ポジションを比較して、その変形量を利用して入力ボリュームを変形させます。
このノードは常にVDBボリュームを出力します。
How to ¶
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SOPネットワーク内で、変形させたいボリュームを生成または取り込みます。
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⇥ Tabを押して、
volume deform
とタイプしてEnterを押します。クリックしてそのノードを配置します。Volume Deformツールは、Lattice From Volume SOPをVolume Deform SOPの2番目の入力に既に接続した状態でそれらのノードを同時に配置します。
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ソースボリュームをLattice From Volume SOPの1番目の入力に接続します。さらに、そのソースボリュームをVolume Deform SOPの1番目の入力にも接続します。
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Lattice From Volume SOPの出力とVolume Deform SOPの2番目の入力の間に、ラティスジオメトリを変形させるSOPs(例えば、Soft Transform SOPやBend SOP)を挿入します。
Lattice From Volume SOPのデフォルトの Output Type は Points になっています。これが最も高速です。 しかし、いくつかのデフォーマ系ノード(例えば、Soft Transform SOP)では、繋がっていないポイントを処理することができなくて、繋がったポイント/ポリゴンジオメトリが必要になります。そのような繋がったポイント/ポリゴンジオメトリを使用できるように、 Output Type を Polyline に設定してください。
このノードは、1番目の入力のボリュームに対して同じ変形を適用します。
Tipsとメモ ¶
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ラティスのサンプル数を下げると高速化することができますが、変形の品質が悪くなります:
VDB SOPをLattice From Volume SOPの 2番目 の入力に接続してください。 このVDB SOPのパラメータエディタで、 Voxel Size パラメータに実際のボリュームのボクセルサイズより大きい値を設定してください。
(Lattice From Volume SOPの2番目の入力を接続すると、そのLattice From Volume SOPは、入力ボリューム(s)の解像度に合わせるのではなくて、その入力内のボリュームのボクセルサイズを使用してラティス解像度を制御するようになります。)
入力 ¶
Source Volumes
1番目の入力には、変形したいボリュームを含めてください。 Lattice From Volume SOPの1番目の入力にもこれと同じボリュームを接続してください。
Lattice Points
変形ケージポイントジオメトリ。 この入力には、他のSOPs(例えば、Bend SOP)によって変形される前のLattice From Volume SOPの出力を接続してください。 このノードは、1番目の入力のボリュームに対して同じ変形を適用します。
パラメータ ¶
Group
ラティスで変形されるボリューム。 ここには、Lattice From Volume SOPの同等のパラメータと合わせてください。
Smooth Deformation
これを有効(デフォルト)にすると、このノードは3次補間を使用して、特に低解像度のボリュームから滑らかで高品質な変形を取得します。 これを無効にすると、このノードは線形補間を使用します。 線形補間の方がはるかに高速で、高解像度のボリューム/ラティスの場合には、その品質の差にはあまり違いが出ないので、これを無効にすると良いでしょう。
Perform Partial Update
これを無効にすると、このノードは入力ボリュームを変形された結果で置換します。 ラティスでキャプチャされていないオリジナルのボリュームの領域は失われることになります。 これを有効にすると、このノードはラティスでキャプチャされていない入力ボリュームの部分を変形された出力にマージします。 このキャプチャを使用してボリュームの一部のみを変形させることができます。
Scale Density Where Compressed
変形されたボリュームがフォグボリュームの場合、現実的には変形によって伸びた箇所の密度は薄くなり、変形によって圧縮された箇所の密度は濃くなります。 これを無効にすると、変形はフォグ密度に影響を与えません。
Max Density Scale
Scale Density Where Compressed が有効な時、これを有効にすると、密度が変化できる度合いの上限を設定することができます。
Prune Tolerance
これを有効にすると、VDB出力内の定数タイルを間引いて、ここで指定したバックグラウンド値との差分内の領域を探して、その領域を非アクティブにします。
Examples ¶
SquabTwist Example for Volume Deform geometry node
このサンプルでは、ボリュームデータを変形させる方法について説明しています。
See also |