Volume Normalize Weights SOPは、ボリュームセットにわたる各ボクセルの合計値が1になることを保証します。 これは、マスクボリュームセットまたはウェイトボリュームセットを扱う際にそれらのボクセル値が正規化されている必要がある場合に非常に役立ちます。
パラメータ ¶
Volumes to Normalize ¶
Volume Name #
Normalization設定で含めたいボリューム(s)またはVDBsの名前。
Normalization ¶
Normalization Mode
正規化するために合計値を計算する方法。 ボクセル毎に他のボリューム内の呼応するすべてのボクセルにわたって合計値が計算されます。 各ボクセル値をこの合計値で除算することで、ボリュームセットが正規化されるようにします。
Non-Zero
ボクセル値がゼロでない場合は合計値に1が加算され、そうでない場合はゼロです。
Sum
ボクセル値が合計値に加算されます。
Note
マイナス値は予想外の結果を招いてしまうので、プリプロセス段階としては、値をゼロにクランプするか絶対値にするのが望ましいです。
Sum of Squares
ボクセル値の2乗が合計値に加算されます。 そして、その最終合計値の平方根を使用して正規化します。 これはユークリッド距離を形成するので、ベクトルを正規化する場合に期待した挙動をします。
Maximum
一番大きいボクセル値が合計値として使用されます。 これによって、一番大きいボクセル値は1で、他の値は0から1の範囲に収まるようになります。 マイナス値は予想外の結果を招いてしまうので、プリプロセス段階としては、値をゼロにクランプするか絶対値にするのが望ましいです。
Limit Sum to 1
このモードは順番に依存します。 各ボリュームを順番通りに、各ボクセル値を、合計値の剰余から1までの範囲にクランプします。 これによって、ボクセル値の合計値を1以下に保証しつつ、最初のウェイトマスクが優先させることができます。 これは、順番が先のマスクが後のマスクよりも優先させたい場合に役立ちます。
Tolerance
Normalization Mode が Non-Zero モードの時に、ゼロに近いボクセル値がゼロでないと見なされる許容値。
Normalize
最終ボクセル値を合計値で除算します。 これを無効にすると、プリプロセスと剰余加算のみがアクティブなままになるので、通常では無効にしません。
Weighting Threshold
合計値とウェイト閾値の最大値を使って正規化します。 これによって、ウェイト閾値未満の合計値は、即座に1に上がらずに、0から1に上げることができます。 1未満の合計値が正規化の影響を受けないようにしたいのであれば、この値を1にすると良いでしょう。
Add Remainder to First Volume
合計値がウェイト閾値未満だった場合、足りないコンポーネントが最初のボリュームに追加されます。 これは、“非選択”マスクを構築する必要がある場合に役立ちます。
Pre-Process ¶
ボリューム毎にプリプロセスを実行します。 ボリュームは、合計計算だけでなくこの影響も受けます。
Absolute Value
各ボクセルの絶対値を取得します。
Clamp to 0
0未満のボクセル値を0にクランプします。
Clamp to 1
1より大きいボクセル値を1にクランプします。
See also |