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これは、ベースとレイヤーの2個のMotionClipを受け取り、そのベースの上にそのレイヤーをオーバーレイします。 このレイヤーの寄与度は、 Effect パラメータによって最大ウェイトまでフェードインさせてからフェードアウトさせることができます。
レイヤー化したいジョイントのグループを指定することもできます。
出力されるクリップ長は、ベースクリップとそのベースの上にレイヤー化されているセグメントの和集合の長さになります。
ステート ¶
このビューポートステートは、カラーランプを使用してMotionClipまたは時間軸で評価されたポーズを視覚化することができ、MotionClipを出力するどのMotionClip SOPでも利用可能です。
MotionClipビューポートステートで現行ポーズからジョイントを個々に選択することができます。 選択したジョイントに対して、 Evaluate Pose モードを使用することで、現行ポーズのみを表示したり、そのジョイントのモーションの軌跡を表示することができます。
Mode
ビューポート内に表示されるMotionClip情報を決めます。
MotionClip
すべてのMotionClipのポーズを表示します。
Evaluate Pose
現行時間における単一MotionClipポーズを表示します。
Transparent MotionClip
有効にすると、MotionClipのポーズが薄い線で表示され、評価されたポーズだけでなくMotionClipの背後にあるシーンも見やすくします。
Color
選択したカラーランププリセットをビューポート内のMotionClipビジュアライゼーションに適用します。 このカラーランプは、MotionClipの変化、時間軸別での個々のポーズの視覚化に役立ちます。
Extend Color
MotionClipで定義されているアニメーションの開始/終了の範囲外のポーズをビューポート内でどのように視覚化するのかを決めます。
Hold
範囲の端のカラー値を維持します。
Gray
アニメーションの開始/終了の範囲外のポーズの色を灰色にします。
Hide
アニメーションの開始/終了の範囲外のポーズを非表示にします。
パラメータ ¶
Group
このグループ内で指定されているジョイントのみがブレンドされます。
Region ¶
以下のパラメータは、レイヤーアニメーションがベースアニメーションの上にレイヤー化されるフレーム範囲、レイヤーがフェードインするフレーム範囲、レイヤーがフェードアウトするフレーム範囲を制御します。
Sample Increment
ブレンドされる区間の各サンプル間で増分したいフレーム数。
Blend In ¶
Enable Blend
これを無効にすると、すぐにレイヤーの効果が全開になります。
Start Frame
レイヤーのEase-Inを開始するフレーム。
End Frame
レイヤーのEase-Inを終了するフレーム。
Blend Out ¶
Enable Blend
これを無効にすると、レイヤーがフェードアウトしなくなります。
Start Frame
レイヤーのEase-Outを開始するフレーム。
End Frame
レイヤーのEase-Outを終了するフレーム。
Locomotion ¶
以下のパラメータは、MotionClipのロコモーションの計算方法とブレンド方法を制御します。
MotionClipのロコモーションをブレンドするためには、まず最初に各MotionClipのロコモーションを計算してから、各MotionClipの各フレームでの線形Velocityと回転Velocityを計算し、それらをブレンドしてシーケンス化します。 これは、ブレンドされたMotionClipがより自然に追従するようにパスを生成します。
Locomotion
MotionClipsのロコモーションを決める際に使用されるメソッド。
None
MotionClipsのロコモーションは計算されず、それらのMotionClipsはVelocityを考慮せずにブレンドされます。
Existing Locomotion
MotionClipsの__locomotion__
ポイントからロコモーションが取得されます。
このポイントは、Extract Locomotionノードで作成し、その作成したポイントを両方のMotionClipsに含めてください。
Compute Locomotion
MotionClipsのロコモーションは、このノードによって計算されます。
Locomotion Source
MotionClipsのロコモーションのソース。
Joint
MotionClipsのスケルトン内のジョイントをロコモーション抽出の参照として使用します。
Center of Mass
MotionClipsのスケルトンの重心を計算して、それをロコモーション抽出の参照として使用します。
このパラメータは、 Locomotion が Compute Locomotion に設定されている場合にのみ利用可能です。
Locomotion Joint
アニメーションの移動と回転を駆動させる入力MotionClips内のジョイントの名前。
このパラメータは、 Locomotion Source が Joint に設定されている場合にのみ利用可能です。
COM Joint
移動と向きを抽出するために参照として使用する入力スケルトン内のCOMジョイントの名前。
このパラメータは、 Locomotion Source が Center of Mass に設定されている場合にのみ利用可能です。
Configuration Attribute
mass
アトリビュートとlocal_com
アトリビュートを読み込む構成Pointアトリビュートの名前。
Configure Jointsを参照してください。
このパラメータは、 Locomotion Source が Center of Mass に設定されている場合にのみ利用可能です。
Apply Locomotion
出力されるアニメーションがロコモーション分だけシフトされます。
このパラメータは、 Locomotion が Existing Locomotion に設定されている場合にのみ利用可能です。
Translation ¶
Shift Axes
MotionClipsのVelocityをブレンドする軸を選択します。 Orientation セクションで Method を指定した場合、これらの軸はスケルトンのローカル移動軸を参照します。 Method が None の場合、これらの軸はワールド移動軸を参照します。
このパラメータは、 Locomotion が Compute Locomotion に設定されている場合にのみ利用可能です。
Orientation ¶
以下のパラメータは、MotionClipsのロコモーションの向きの計算方法とブレンド方法を制御します。
以下のパラメータは、 Locomotion が Compute Locomotion に設定されている場合にのみ利用可能です。
Method
MotionClipsの回転Velocityをブレンドする軸を指定します。各オプションのパラメータの詳細は、以下を参照してください。
None
回転Velocityをブレンドしません。
Around Up Axis
キャラクタのUp軸を基準に回転Velocityをブレンドします。 このUp軸は、ビューポートの方向オプションから推定されます。
Up Axis
Up軸を基準とした回転量を抽出する際に使用するメソッドを指定します。 各オプションのパラメータの詳細は、以下を参照してください。
Use Joint Orientation
ロコモーションジョイントからオイラー角を取り出して、それらのオイラー角を使用して選択した軸を基準とした向きデータを抽出することで、向きを取り出します。
Direction Between Joints
追加でジョイントを指定して、ロコモーションジョイントから Look At Joint で指定されたジョイントに向かった方向ベクトルを描画することで、向きを取り出します。 この方向ベクトルは、関係する平面上に投影され、その投影されたベクトルを使用して、選択した軸を基準とした向きを決めます。
Look At Joint
方向ベクトルの先端として作用する追加ジョイントを指定します。
Around All Axes
キャラクタのすべての軸を基準に回転Velocityをブレンドします。
Custom
キャラクタの向きを抽出する際に使用したい軸とメソッドをカスタマイズします。
Rotation Order
キャラクタアニメーションから向きを抽出する際に使用する回転順を指定します。
X Axis
X軸を基準に向きを抽出する際に使用するメソッドを指定します。各オプションのパラメータの詳細は、上記の Up Axis を参照してください。
Y Axis
Y軸を基準に向きを抽出する際に使用するメソッドを指定します。各オプションのパラメータの詳細は、上記の Up Axis を参照してください。
Z Axis
Z軸を基準に向きを抽出する際に使用するメソッドを指定します。各オプションのパラメータの詳細は、上記の Up Axis を参照してください。
Attributes ¶
以下のパラメータは、入力MotionClipのどのアトリビュートを出力MotionClip上でアニメーションさせるのかを決めるのに使用します。
アニメーションアトリビュートと静止アトリビュートの違いの詳細は、MotionClip Evaluate SOPの Attributes フォルダを参照してください。
Tip
ポーズに何かアトリビュートを追加しなくて済むように、以前のアニメーションしていたアトリビュートを維持するには、 Repack Attributes を有効にし、 Rest Attributes をクリアし、 Animated Attributes を*
に設定してください。
これらの設定は、それらのパラメータのデフォルト値になっています。
Repack Attributes
有効にすると、 Rest Attributes パラメータと Animated Attributes パラメータのパターンで定義されたアトリビュートが入力MotionClipから評価され、出力MotionClipのポーズにパックされます。 これによって、それらのアトリビュートすべてが出力MotionClip上でアニメーションアトリビュートになります。
Rest Attributes
各入力MotionClipの静止ポーズからアンパックしたいアトリビュート。 このパターンにマッチしたアトリビュートすべてが出力MotionClip上でアニメーションアトリビュートになります。
Animated Attributes
各入力MotionClipのアニメーションポーズから評価したいアトリビュート。 このパターンにマッチしたアトリビュートすべてが出力MotionClip上でアニメーションアトリビュートのままになります。
Blend ¶
Locomotion ¶
以下のパラメータは、MotionClipのロコモーションのブレンド方法を制御します。 ロコモーションのブレンドに影響を与えるパラメータ群は、MotionClip内のジョイントのブレンドに影響を与えるパラメータ群から取得されます。
Match Blend
ロコモーションのブレンドに影響を与えるパラメータとアトリビュートが取得されるジョイントを選択する方法。
None
ジョイントは選択されず、ロコモーションはブレンドされません。
Locomotion Joint
Locomotion が Compute Locomotion 、且つ、 Locomotion Source が Joint の場合、 Locomotion Joint パラメータで指定されたジョイントが選択されます。
それ以外の場合、__locomotion__
ジョイントが選択されます。
Custom Joint
Blend Joint パラメータで指定されたジョイントが選択されます。
Blend Joint
このジョイントのロコモーションのブレンドに影響を与えるパラメータとアトリビュートを使用して、アニメーションのロコモーションがブレンドされます。
このパラメータは、 Match Blend が Custom Joint に設定されている場合にのみ利用可能です。
Attributes ¶
以下のパラメータは、ブレンド領域内でブレンドされるアトリビュートと各ジョイントのブレンドの形状に影響を与えます。
Point Attributes
P
,transform
,localtransform
のアトリビュートに加えて、ブレンドされるジョイントのPointアトリビュート。
Blend Mode
各ジョイントのブレンド方法を決める際に使用されるモード。
All Joints
同じパラメータを使用して、すべてのジョイントがブレンドされます。
By Joint Group
任意の数のジョイントグループに対してブレンド系パラメータセットを定義することができます。
By Attribute
2個のクリップの1つの静止フレームでのPointアトリビュートから Effect 、 Blend Type 、 Bias が決定されます。
以下のパラメータは、 Blend Mode を All Joints に設定した時に表示されます。
Effect
レイヤーの最大ウェイト。 これをチャンネルでアニメーションさせると、SOP全体が時間依存になります。
Effect Anim
各モーションサンプルのアニメーションウェイト。 これをチャンネルでアニメーションさせると、サンプル時間毎にウェイトがアニメーションします。
Blend Type
ブレンド関数のタイプ。
Linear
線形形状。
Ease in
Inで滑らか。
Ease out
Outで滑らか。
Ease in Ease out
InとOutで滑らか。
Bias
ブレンドのバイアス。 0のバイアスはベース側に偏り、+1のバイアスはレイヤー側に偏ります。
以下のパラメータは、 Blend Mode を By Joint Group に設定した時に表示されます。
Number of Joint Groups
ベースクリップ上にレイヤー化されるジョイントグループの数。 ジョイントが複数のグループに属していた場合、そのジョイントが属している最初のグループのパラメータに基づいてそのジョイントがブレンドされます。
Joint Group
オーバーレイされるレイヤートポロジースケルトンのジョイントのグループ。
Effect
このジョイントグループのレイヤーの最大ウェイト。
Blend Type
このジョイントグループのブレンド関数のタイプ。
Linear
線形形状。
Ease in
Inで滑らか。
Ease out
Outで滑らか。
Ease in Ease out
InとOutで滑らか。
Bias
このジョイントグループに対するブレンドのバイアス。 0のバイアスはベース側に偏り、+1のバイアスはレイヤー側に偏ります。
以下のパラメータは、 Blend Mode を By Attribute に設定した時に表示されます。
Attribute Source
アトリビュートの取得先となるMotionClip。
Base Clip
ベースクリップの静止フレームからアトリビュートが取得されます。
Layer Clip
レイヤークリップの静止フレームからアトリビュートが取得されます。
Effect Attribute
Effect を決めるアトリビュートの名前。
Blend Type Attribute
Blend Type を決めるアトリビュートの名前。
Bias Attribute
Bias を決めるアトリビュートの名前。
入力 ¶
Base MotionClip
ベースのMotionClip。
Layer MotionClip
ベース上にオーバーレイしたいMotionClipレイヤー。
出力 ¶
MotionClip
1番目と2番目の入力のMotionClipをブレンドして計算されたMotionClip。
Examples ¶
SimpleMotionClipBlend Example for MotionClip Blend geometry node
このサンプルでは、MotionClip Blendノードを使用して、前方に向かって走行しつつ端に寄るアニメーションとコーナーを曲がって走行するアニメーションをブレンドする方法を説明しています。
最終結果は、コーナーを曲がって走りつつ端に寄るアニメーションになります。
See also |