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Pyro Spawn Sources SOPは、パックソースセットを使用して、Pyroシミュレーションのソーシング用のSpawn Points(生成ポイント)を作成します。 このSpawn Pointsは、そこに関連付けられているパックセットを識別し、ソースを手配するタイミング、ソースを再生する速さ、ソースの再生を繰り返す頻度などのいくつかの基本的なアニメーションデータを格納します。 さらに、このノードは、いくつかの基本的なソースルールのオーバーライドによって、そのパックセットに付いているルールを簡単に調整することができます。
下流のノードでこのSpawn Pointsを修正することで、Pointアトリビュート上に格納されているプロパティを調整(またはランダム化)することができます。
例えば、Attribute Adjust Floatを使用してstartframe
値をランダム化させて、異なるフレームで異なるソースを手配することができます。
Span Pointsの主なPointアトリビュートを以下に載せます。
name
インスタンス化したパックソースセットの名前。
P
インスタンスのワールド空間での位置。
orient
インスタンスのワールド空間での向き。
pivot
このインスタンスのローカルピボットポイント。
startframe
この再生フレームにてインスタンスがアクティブになります。
endframe
startframe
より大きい場合、これ以降の再生フレームにてインスタンスは非アクティブになります。
looplength
この値が1
以上の場合、ソースシーケンスはループします。
ループシーケンスは、startframe
から始まるlooplength
フレーム長のループとなります。
startoffset
インスタンスが初めて手配される時(startframe
)、パックソースセットのフレーム範囲内でこのオフセットだけ遅くソーシングを開始します。
offsetlength
パックソースセットの全フレーム範囲から使用するサブシーケンスの長さ。
例えば、startoffset
が0
、offsetlength
が5
の場合、0-5
のフレームのみがソーシングに使用されます。
offsetlength
が0
未満の場合、パックソースセットからすべてのフレームが使用されます。
sourcespeed
インスタンスが手配された時のソースの再生速度。
例えば、startoffset
が1
、sourcespeed
が2
の場合、インスタンスが初めて手配された時に1
フレームのパックセットがソーシングされ、以降のフレームでは、3, 5, ...
フレームでソーシングされていきます。この速度にはマイナスの値を指定することができます。
Note
Pyro Source Instance SOPは、Spawn Points(生成ポイント)を受け取り、そのポイントがアクティブになった時にそのポイントからインスタンスポイントを生成することができます。 そのインスタンスポイントがPyro Solverに渡されると、パックソースセットがシミュレーションにソーシングされます。
入力 ¶
Input Points
Spawn Pointsに変換する入力ポイント。入力を接続しなかった場合、origin.yの位置にSpawn Pointが生成されます。
出力 ¶
Spawn Points
Pyro Source Instance SOPによってPyro Solver用インスタンスポイントに変換可能なSpawn Points。
パラメータ ¶
Group
指定すると、このグループに呼応する入力ジオメトリのサブセットのみが修正されます。
Source Name
Spawn Pointsは、この名前のパックソースセット用になります。この文字列がname
アトリビュートに格納されます。
Start Frame
このフレームでソースが初めて手配されます。この値がstartframe
アトリビュートに格納されます。
Stop Frame
有効にすると、このフレーム以降はソースが非アクティブになります。この値がendframe
アトリビュートに格納されます。
Start Offset
インスタンスが初めて手配された時に、そのインスタンスは、パックソースセットのフレーム範囲内でこのオフセットだけ遅くソーシングを開始します。
この値がstartoffset
アトリビュートに格納されます。
End Offset
有効にすると、 Start Offset から End Offset までの範囲内でオフセットされたパックソースセットのみがソーシングされます。
この値がoffsetlength
アトリビュートに格納されます。
Source Speed
インスタンスが手配された時のソースの再生速度。
Source Speed にはマイナスの値を設定することができます。
その場合、パックソースセットは逆アニメーションします。この値がsourcespeed
アトリビュートに格納されます。
Loop Length
有効にすると、この長さのシーケンスが Start Frame から開始してループします。
例えば、フレーム6
からソーシングを開始し、 Loop Length が4
の場合、フレーム6, 10, 14, ...
はどれも同じソースを適用するようになります。
この値がlooplength
アトリビュートに格納されます。
Rule Overrides
Spawn Pointsは、 Rule Overrides を使用してパックソースセットのマージルールを調整することができます。 例えば、 Target Field を指定し、 Property を Activation 、 Multiplier を0に設定することで、ルールを無効にすることができます。
Target Field
このパラメータを使用して、調整されるルールを指定します。この Target Field に適用されるルールがオーバーライドされます。
Property
オーバーライドするルールのプロパティを指定します。関連するルールのこのプロパティの値が Multiplier でスケールされます。
Multiplier
適用されるスケール係数。 Target Field に影響を与えるルールに対して選択された Property がこのパラメータの値で乗算されます。
See also |