Tet Embed 2.0 geometry node

繋がったメッシュを覆う四面体メッシュを作成します。

Since

16.0

Tet Embed SOPは、入力メッシュを覆う単純化された四面体メッシュを作成します。簡素化されたこの四面体メッシュは、埋め込まれた有限要素シミュレーションでSolid Objectと一緒に使うことができます。ソースメッシュがハイディテールなレンダリングジオメトリで構成されている時、オリジナルのソースメッシュではなく、Tet Embedによって作成された単純化された四面体メッシュをシミュレーションすると、より効率が高くなります。

Note

Tet Embed SOPは、単一の接続コンポーネントで構成されたメッシュだけで使用するように設計されています。

有限要素に対して埋め込みワークフローを使用するには、Solid Objectの Embedded Geometry にオリジナルのメッシュを指定し、 Initial Geometry にTet Embed SOPを指定します。

fracturepartアトリビュートが入力ジオメトリ上に存在する場合、このアトリビュートは単純化されたメッシュに転送されます。これにより、FEMソルバは、埋め込み部分と単純化部分との対応関係を保持できるようになります。また、可視化するために、Cd アトリビュートも転送されます。

パラメータ ¶

Sizing ¶

以下のパラメータは、生成される四面体のサイズを制御します。それぞれのスケールは、 Base Size で乗算されます。 Base Size は、手動で指定したり、自動で計算させることができます。

Base Size

有効にすると、このオプションが入力のモデルサイズを設定します。これは、生成される四面体の相対スケールを変更することなくモデルを修正することができます。無効にすると、そのモデルのベースサイズが、その直径から自動的に決定されます。このモードでは、生成される四面体のサイズは、モデルの全体スケールとは無関係です。以下のサイズ変更パラメータすべてが、手動で設定または自動的に計算されたBase Sizeによってスケールされます。

Max Tet Scale

このパラメータは、生成される四面体それぞれの最大サイズを制御します。この値は Base Size の相対値です。このパラメータを高く設定すると、四面体メッシュ内部の四面体を大きくすることができます(内部ディテールが粗くなります)。

Min Triangle Scale

このパラメータは、四面体メッシュの表面上の三角形の最小サイズを制御します。この値は Base Size の相対値です。このパラメータを高く設定すると、四面体メッシュ境界上の三角形が大きくなります(表面のディテールが粗くなります)。

Local Scaling

最終の四面体の表面上の四面体のサイズを制御するメソッドを選択します。内側の四面体は、その表面から補間されたサイズに基づいたサイズになります。

None

表面の四面体は、どの方法でもスケールされません。

Use Local Feature Size

入力内の三角形のサイズに基づいて、表面の四面体のサイズを決定します。

Use Point Attribute

生成される四面体のサイズを求めるためのカスタムPointアトリビュートを指定します。

Local Feature Scale

表面上の四面体の大きさを求めるためのローカルの特徴のスケールを設定します。これは、既存の相対量 – 特徴サイズをスケールするので、 Base Size で乗算されない唯一のスケールです。

Local Scale Attribute

指定したPointアトリビュートの値に基づいて、表面上の四面体のスケールを設定します。

Note

Local Feature Scale を除く上記のスケールすべてが Base Size で乗算されて、実際の四面体サイズを取得します。

Discretization ¶

Use Remesh

表面上の四面体メッシュの品質を制御するRemeshの使用を有効にします。このオプションは、処理が重い表面付近のメッシュの品質を改善します。

Voxel Size

有効な時、このパラメータは、大元のボクセル表現の解像度を直接制御します。それに対し、Voxel SizeはVDB from Polygons SOPの解像度を制御します。無効な時、ボクセルサイズは自動的に決定されます。一般的には、Voxel Sizeの値が小さいほど、入力ジオメトリのディテールがより細かく取り込まれます。