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概要 ¶
このSOPは、粉砕ジオメトリの表面沿いにポイントをばら撒いて、Debris(瓦礫)エミッションソースを表現します。 このSOPは、分離したばかりの粉砕ピースの領域付近のポイントを検知することができます。 この分離したポイントを使用することで、そこから小さなDebris(瓦礫)、パーティクルを放出したり、それらのポイントをPyro用ボリュームソースにラスター化することができます。
パラメータ ¶
General ¶
Reset Simulation
シミュレーションをリセットします。
Interior Group
ポイントがばら撒かれるプリミティブを指定します。 オリジナルのサーフェスが影響を受けないように、通常では、このグループには、粉砕の処理で生成された内側ポリゴンのみを格納してください。
Rest Frame
Debris(瓦礫)エミッションポイントの状態を初期化する時に使用するフレーム。
Cache Memory (MB)
このシミュレーション用のキャッシュがどのくらいのメモリを消費することができるかをメガバイトで指定します。 この制限を超過すると、前述の Allow Caching To Disk パラメータ値に依存しながら、古いキャッシュエントリーが削除されるか、またはスペースを空けるためにディスクに保存されます。
Scatter ¶
Density Scale
生成するポイントの密度を意味する値または乗数。
Density Attribute なしで By Density でポイントをばら撒く時、これは、ユニット長さあたりのポイント数、サーフェスではユニット面積あたりのポイント数、ボリュームと四面体ではユニット体積あたりのポイント数になります。 Density Texture なしで In Texture Space でポイントをばら撒く時、これは、完全にユニット正方形内のポイント数になります。 Density Attribute または Density Texture を使用する時、これは、それらで乗算されて、物理空間またはテクスチャ空間それぞれの実際の密度を決めます。
Force Total Count が有効または Generate が Count per Primitive の時には、これは無効になります。
Density Attribute
Generate が By Density の時に生成するポイントの密度を指定するアトリビュート。このアトリビュートには、Point,Vertex,Primitive,Detailのどれかのアトリビュートを指定することができ、 Point/Vertexアトリビュートの場合では、密度がプリミティブの面積に対して線形的に補間されます。 これは、Paintノードと併用するのに適しています。 Force Total Count が有効な時、これには実際の密度ではなくポイント密度の相対分布を指定します。
Max Point Limit
これは、生成されるポイント数に制限をかけるオプションで、致命的なアクシデントを回避します。 生成されたポイントの数がこの数を超えると、その数を示す警告が起こり、この制限値以下のポイント数が大まかな分布で生成されます。
Generate が In Texture Space の時、これは、テクスチャ空間のユニット正方形内にばら撒かれるポイント数の制限値です。 テクスチャマップでリピートがなければ、生成されるポイントの数を、この制限値以下にしてください。
Seed
Generate が By Density の時、このランダムシードは、プリミティブ毎に生成されるポイント数の決定、プリミティブ毎のポイントの生成、ポイント生成順のランダム化に使用されます。 Generate が In Texture Space の時、これは、テクスチャ空間ユニット正方形内でばら撒かれるポイント数の決定、テクスチャ空間でのポイントの生成、ポイント生成順のランダム化に使用されます。
Release ¶
Distance Threshold
ポイント同士が離れたと見なされるのに必要な分離距離。
このパラメータの右側にあるランダム化ボタンをクリックすると、入力エレメント毎に値をランダムにすることができます。 これは、このパラメータに呼応したAttribute Adjust系ノードを作成/選択して、そのパラメータの値をもっと細かく制御することができます。
Attributes ¶
Point Number Attribute
生成されるポイント毎に対して、ノードは、このアトリビュートに元のポイント番号を記録します。
Released Attribute
Distance Threshold を超えてポイント同士が離れると1の値が格納されるアトリビュート。
Distance Attribute
各ポイントの分離距離が格納されるアトリビュート。
Volume Attribute
ポイントがばら撒かれた粉砕ピースの体積が格納されるアトリビュート。 このアトリビュートを使用すれば、小さい粉砕ピースほど、ソースポイントを疎らにしたり、そのようなピースからの煙を少なくすることができます。
Depth Attribute
Interior Group が有効な時、その Interior Group に属していない最近接のプリミティブから各ポイントまでの距離を格納します。 このアトリビュートを使用すれば、 Interior Group のエッジ付近にばら撒かれているポイントのみを分離させることができます。
Rest Position
各ポイントの Rest Frame での位置が格納されるアトリビュート。
Age Attribute
ポイントが離れてから経過した秒数が格納されるPointアトリビュート。 このアトリビュートと Life Span 、 Remove Unreleased 、 Remove at Life End を組み合わせて使用することで、さらに後のリジッドボディシミュレーションのDebris(瓦礫)ソースとして使用したいポイントを選択ポイントよりも少ない数のポイントのみ出力させることができます。
Life Span
各ポイントが離れてからアクティブなままになる期間。 Remove at Life End を有効にすると、もはやアクティブでない離れたポイントを削除することができます。
このパラメータの右側にあるランダム化ボタンをクリックすると、入力エレメント毎に値をランダムにすることができます。 これは、このパラメータに呼応したAttribute Adjust系ノードを作成/選択して、そのパラメータの値をもっと細かく制御することができます。
Density Attribute
ポイントが離れてから1から0まで Life Span によって減らされた値が格納されるPointアトリビュート。 このアトリビュートと Life Span 、 Remove Unreleased 、 Remove at Life End を組み合わせて使用することで、Debris(瓦礫)の埃シミュレーション用にラスター化したPyroボリュームソースとして使用したいポイントを選択ポイントよりも少ない数のポイントのみ出力させることができます。
Remap Density Over Normalized Age
Density Attribute が有効な時、これを使用してポイントの寿命における密度を制御することができます。
Density Ramp
各ポイントの寿命における密度の変化を制御します。
Color Over Normalized Age
Age Attribute と Life Span の両方が有効な時、これを使用して寿命におけるポイントのカラーを制御することができます。 これは視覚的な用途で使用します。
Color Ramp
各ポイントの寿命におけるカラーを制御します。
Post-Process ¶
Speed Threshold
入力ジオメトリまたはテンプレートポイントにVelocityアトリビュートが含まれていれば、これを使用して、選択ポイントからこの速度より速いポイントのみを残すことができます。 これは、高速に動くDebris(瓦礫)からのみポイントを放出したい場合に役立ちます。
Volume Threshold
これは、指定した体積閾値よりも小さいDebris(瓦礫)上にばら撒かれたポイントを削除します。 これを使用すれば、非常に小さな破片からポイントが放出されないようにすることができます。
Depth Threshold
Interior Group で指定されたプリミティブからこの閾値よりも大きく離れているポイントを削除します。 これを使用すれば、Debris(瓦礫)のエッジから直接ポイントが放出されないようにすることができます。
Remove Unreleased
Distance Threshold 以下でまだ分離されていないポイントを削除します。
Remove at Life End
分離されたポイントとage
アトリビュート値がlife
アトリビュート値よりも大きいポイントを削除します。