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Project SOPは、3Dフェースをスプラインサーフェス上に投影することで、 プロファイル曲線(トリム曲線またはサーフェス上のカーブとして知られています)を作成します。 これは、ライトが2Dシャドウを3Dサーフェスに投影するのと似ています。
投影方法が2通りあります: ベクトル方向に投影する方法またはフェースを直接サーフェスのパラメトリック空間にマッピングする方法です。
Projectノードの後は、以下の事をよく行ないます…
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Trim SOPを使って、投影したサーフェスに穴を開けます(上記の通り)。
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Bridge SOPを使って、プロファイル曲線と他のプロファイル曲線間にスキンを作成します。
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Profile SOPを使って、サーフェス上のカーブを抽出したり、その位置を再マップします。
プロファイル曲線に対する追加オペレーション ¶
投影した曲線を削除するには、Delete SOPを使い、プロファイル番号(例えば、1.4は2番目のプリミティブ上の5番目のプロファイルを返します(番号は0から始まります))を指定します。 ビューポートディスプレイオプションのProfile Numberアイコンを有効にすることで、プロファイル番号を可視化することができます。
プロファイル曲線は、Group SOPを使うことでグループ化することができます。 Patternフィールドにプロファイル番号を入力することでグループ化することができます。 このフィールドには、標準のエクスプレッションをすべて使うことができます。
Primitive SOPを使えば、プロファイル曲線をパラメトリックアフィン変換することができます。 さらに、Primitive SOPでは、プロファイル曲線の開閉、方向の反転、プロファイル番号をずらすことができます。
Note
Primitive SOPでプロファイルにトランスフォーメーションを適用する時、Z軸でしか回転させることができません。 その理由は、投影されたカーブは、サーフェスのドメイン上に存在する平面的なカーブだからです。 そのため、プロファイルに対してX軸やY軸で回転させることは無意味です。
サンプル ¶
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Circle SOPを配置して、Type: NURBS, Radius 0.3, 0.3に設定します。次にTube SOPを配置して、Type: NURBSに設定します。
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それらのSOPをProject SOPに接続します。Circle SOPをInput1に、Tube SOPをInput2に接続します。
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Project SOPにTrim SOPを追加します。 Trim SOPは、Project SOPで指定した投影に基づいてサーフェスをトリムします。
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Circle SOPとTube SOPのテンプレートフラグをオンにして、Project SOPを表示ノードにします。
役立つ情報 ¶
Minimum Distanceオプションは、例えば、頭のNURBSサーフェスがあり、その頭のサーフェス上にヘアーラインを投影して、NURBSパッチを取得したい場合に非常に役に立ちます。 それは以下のように操作します:
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NURBSの頭をテンプレートにします。
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ビューペインの左側のツールバーにある“Snap to Template”オプションを有効にします。
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ヘアーラインを作りたい箇所で、頭のサーフェスに沿ってNURBSカーブを描画します。
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そして、Project SOPを追加します。Minimum Distanceオプションを選択すると、パッチを取得するために頭のサーフェスのトリムに使用するプロファイル曲線ができます。
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これにより頭皮用のNURBSパッチを取得しました。このパッチをソースとして、例えば、Emit POPを使って髪が生えるようにパーティクルシステムを成長させることができます。
パラメータ ¶
Face Group
投影するフェース(NURBS,Bezier,ポリゴン)のサブセット。
Surface Group
投影先のスプラインサーフェスのサブセット。
Cycle Type
投影順の方法:
All faces on each surface in sequence
指定したドメイン間隔で
All faces on each surface overlapping
指定したドメイン間隔で
One face per surface: Cycled
サーフェス毎に1つのフェース。すべてのサーフェスが処理されるまで繰り返します。
Along Vector ¶
概要
フェースを3Dベクトル方向に投影します。
Axis
フェースに投影する方向ベクトル: X, Y, Z,ユーザ定義, サーフェスまでの最小距離の方向。
Vector
投影ベクトルのXYZコンポーネント。
Side
どちらのサーフェスにフェースを投影するか:
Closest
投影した方向で一番近くにある側のサーフェスに投影。
Farthest
投影した方向で一番遠くにある側のサーフェスに投影。
Divisions Per Span
スパン毎に評価される3Dポイントの数。
Ray Tolerance
光線とサーフェスの交差精度。
Fit Tolerance
2Dフィットアルゴリズムの精度。
Max UV Gap (%)
2つのプロファイルを結合するドメインの割合。
Order
生成されるプロファイル曲線のスプライン階数(次数+1)。
Preserve Sharp Corners
曲線内の鋭角な角のフィッティングを有効または無効にします。
Super Accurate
非常に高い精度を使用しますが、計算時間がかかるアルゴリズムです。
Parametrically ¶
概要
3D CVをドメインポイントに直接変換します。
U From
X,Y,Zのどれかを必ずUパラメータにマップしてください。
V From
X,Y,Zのどれかを必ずVパラメータにマップしてください。
Map Profile to Range
プロファイルを以下の範囲のドメインに拘束します。
U Range
マップされる単位Uドメインの領域。
V Range
マップされる単位Vドメインの領域。
Mapping Type
均一または弦長さに基づいた変換。
Examples ¶
ProjectCurve Example for Spline Project geometry node
このサンプルでは、Project SOPでTubeジオメトリにCircleを投影しています。
Circleプロファイルをベクトル方向でTubeに投影しています。 Trim SOPでそのプロファイルを使用してTubeに穴を空けています。
See also |