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Since | 19.0 |
このSOPは、1番目の入力のMotionClipの後にブレンドを使って2番目の入力のMotionClipを追加して滑らかな遷移を作成します。
ステート ¶
このビューポートステートは、カラーランプを使用してMotionClipまたは時間軸で評価されたポーズを視覚化することができ、MotionClipを出力するどのMotionClip SOPでも利用可能です。
MotionClipビューポートステートで現行ポーズからジョイントを個々に選択することができます。 選択したジョイントに対して、 Evaluate Pose モードを使用することで、現行ポーズのみを表示したり、そのジョイントのモーションの軌跡を表示することができます。
Mode
ビューポート内に表示されるMotionClip情報を決めます。
MotionClip
すべてのMotionClipのポーズを表示します。
Evaluate Pose
現行時間における単一MotionClipポーズを表示します。
Transparent MotionClip
有効にすると、MotionClipのポーズが薄い線で表示され、評価されたポーズだけでなくMotionClipの背後にあるシーンも見やすくします。
Color
選択したカラーランププリセットをビューポート内のMotionClipビジュアライゼーションに適用します。 このカラーランプは、MotionClipの変化、時間軸別での個々のポーズの視覚化に役立ちます。
Extend Color
MotionClipで定義されているアニメーションの開始/終了の範囲外のポーズをビューポート内でどのように視覚化するのかを決めます。
Hold
範囲の端のカラー値を維持します。
Gray
アニメーションの開始/終了の範囲外のポーズの色を灰色にします。
Hide
アニメーションの開始/終了の範囲外のポーズを非表示にします。
パラメータ ¶
Group
2番目のMotionClipのこのグループ内のジョイントのみがシーケンス化されます。 残りのジョイントは、1番目のMotionClipの終了時の最終位置のままになります。
Locomotion ¶
以下のパラメータは、MotionClipsのロコモーションの計算方法とそのシーケンス化の方法を制御します。
Sequence Locomotion
ロコモーションのシーケンス化に使用されるメソッド。
By Shifting the Second Clip
2番目のMotionClipは、1番目のMotionClipが終了した位置から開始されるようにシフトされます。
By Blending Velocity
入力MotionClipsの各フレームのVelocityがブレンドされ、それを使用して、出力されるMotionClipの各フレームをシーケンス化します。
Locomotion
MotionClipのロコモーションを判定してそれらのMotionClipをシーケンス化する際に使用されるメソッド。
None
MotionClipのロコモーションは計算されず、それらのMotionClipは2番目のクリップを移動も回転もさせずにシーケンス化されません。
Existing Locomotion
MotionClipの__locomotion__
ポイントからロコモーションを取得します。
このポイントは、Extract Locomotion SOPで作成し、両方のMotionClipで存在させてください。
Compute Locomotion
MotionClipのロコモーションは、このノードで計算されます。
Shift Second Clip
2番目のクリップをシフトさせるフレーム数。
値を0
にすると、2番目のMotionClipは、1番目のMotionClipが終了した時と同じ位置と向きで開始します。
値をマイナスn
にすると、2番目のMotionClipは、1番目のMotionClipの最後のフレームからn
フレーム戻った時のスケルトンと同じ位置と向きで開始されるようにシフトされます。
値をプラスn
にすると、2番目のMotionClipは、その2番目のMotionClipの開始からn
フレーム進んだ時のスケルトンと同じ位置と向きで開始されるようにシフトされます。ただし、その2番目のMotionClip自体はシフトされません。
このパラメータは、 Sequence Locomotion が By Shifting the Second Clip に、且つ、 Locomotion が Use Existing Locomotion または Compute Locomotion に設定されている場合に利用可能です。
Tip
MotionClipを1番目と2番目のMotionClip間で進め続けたい場合、これを1
に設定してみてください。
Tip
Blend タブの Method が Overlap Sequences の場合、この値を'1 - ch("region")'
に設定して、ブレンドに絡めたい最初のフレームが重なるようにしてください。
Apply Locomotion
Locomotion が Existing Locomotion に設定されている場合、これを有効にすることで、出力されるアニメーションがロコモーションによってシフトされます。
Locomotion Source
Locomotion が Compute Locomotion に設定されている場合、ここにはMotionClipのロコモーションのソースを指定します。
Joint
MotionClipsのスケルトン内のジョイントがロコモーション抽出用の参照として使用されます。
Center of Mass
MotionClipsのスケルトンの重心が計算され、それがロコモーション抽出用の参照として使用されます。
Locomotion Joint
Locomotion Source が Joint に設定されている場合、ここには、1番目のクリップの終わりに2番目のクリップを移動や回転をさせる際に使用される入力MotionClip内のジョイントの名前を指定します。
COM Joint
Locomotion Source が Center of Mass に設定されている場合、ここには、移動と向きを抽出するための参照として使用する入力スケルトン内の重心ジョイントの名前を指定します。
Configuration Attribute
Locomotion Source が Center of Mass に設定されている場合、ここには、mass
アトリビュートとlocal_com
アトリビュートを読み込む構成Pointアトリビュートの名前を指定します。
Configure Joints SOPを参照してください。
以下のパラメータは、MotionClipのロコモーションの位置の計算方法とそのシーケンス化の方法を制御します。
以下のパラメータは、 Locomotion が Compute Locomotion に設定されている場合に利用可能です。
Match Translation
Sequence Locomotion が By Shifting the Second Clip に設定されている場合、ここには、前のクリップが中断した位置から開始するジョイントを選択するメソッドを指定します。
None
位置を合わせません。
Locomotion Joint
Locomotion Joint パラメータで指定されたジョイントが選択されます。
Custom Joint
Translation Joint パラメータで指定されたジョイントが選択されます。
Translation Joint
Sequence Locomotion が By Shifting the Second Clip に、且つ、 Match Translation が Custom Joint に設定されている場合、ここには、前のクリップが中断した位置から開始させるジョイントを指定します。
Shift Axes
Match Translation が Locomotion Joint または Custom Joint に設定されている場合、ここには、2番目のクリップを移動させる軸を指定します。
以下のパラメータは、MotionClipのロコモーションの向きの計算方法とそのシーケンス化の方法を制御します。
以下のパラメータは、 Locomotion が Compute Locomotion に設定されている場合に利用可能です。
Method
向きを合わせる軸を指定します。
None
向きを合わせません。
Around Up Axis
キャラクタのUp軸を基準に向きを合わせます。 このUp軸は、ビューポートの方向オプションから推定されます。
Around All Axes
キャラクタの全軸で向きを合わせます。
Custom
キャラクタの向きを抽出する際に使用したい軸とメソッドをカスタマイズします。
Ground Plane
Method が Around Up Axis に設定されている場合、この平面がUp軸の判定用途の地面として扱われます。
Up Axis
Method が Around Up Axis に設定されている場合、ここには、Up軸を基準とした回転量を抽出する際に使用するメソッドを指定します。
Use Joint Orientation
ロコモーションジョイントからオイラー角を取り出して、それらのオイラー角を使用して選択した軸を基準とした向きデータを抽出することで、向きを取り出します。
Direction Between Joints
追加でジョイントを指定して、ロコモーションジョイントから Look At Joint で指定されたジョイントに向かった方向ベクトルを描画することで、向きを取り出します。 この方向ベクトルは、関係する平面上に投影され、その投影されたベクトルを使用して、選択した軸を基準とした向きを決めます。
Look At Joint
Up Axis が Direction Between Joints に設定されている場合、ここには、方向ベクトルの先端として作用する追加ジョイントを指定します。
Rotation Order
Method が Custom に設定されている場合、ここには、キャラクタアニメーションから向きを抽出する際に使用する回転順を指定します。
X Axis
Method が Custom に設定されている場合、ここには、X軸を基準に向きを抽出する際に使用するメソッドを指定します。
Y Axis
Method が Custom に設定されている場合、ここには、Y軸を基準に向きを抽出する際に使用するメソッドを指定します。
Z Axis
Method が Custom に設定されている場合、ここには、Z軸を基準に向きを抽出する際に使用するメソッドを指定します。
Attributes ¶
以下のパラメータは、入力MotionClipのどのアトリビュートを出力MotionClip上でアニメーションさせるのかを決めるのに使用します。
アニメーションアトリビュートと静止アトリビュートの違いの詳細は、MotionClip Evaluate SOPの Attributes フォルダを参照してください。
Tip
ポーズに何かアトリビュートを追加しなくて済むように、以前のアニメーションしていたアトリビュートを維持するには、 Repack Attributes を有効にし、 Rest Attributes をクリアし、 Animated Attributes を*
に設定してください。
これらの設定は、それらのパラメータのデフォルト値になっています。
Repack Attributes
有効にすると、 Rest Attributes パラメータと Animated Attributes パラメータのパターンで定義されたアトリビュートが入力MotionClipから評価され、出力MotionClipのポーズにパックされます。 これによって、それらのアトリビュートすべてが出力MotionClip上でアニメーションアトリビュートになります。
Rest Attributes
各入力MotionClipの静止ポーズからアンパックしたいアトリビュート。 このパターンにマッチしたアトリビュートすべてが出力MotionClip上でアニメーションアトリビュートになります。
Animated Attributes
各入力MotionClipのアニメーションポーズから評価したいアトリビュート。 このパターンにマッチしたアトリビュートすべてが出力MotionClip上でアニメーションアトリビュートのままになります。
Blend ¶
Method
ブレンドの方法。
Preserve Length
入力MotionClipsの合計の長さが変わらないように維持します。 1番目のMotionClipの終了フレームが2番目のMotionClipの開始フレームとなるようにブレンドします。
Overlap Sequences
1番目のMotionClipの最後を2番目のMotionClipの頭で重ねます。
Insert Blend Region
ブレンドが行なわれる領域をMotionClips間に挿入します。
Blend Frames
ブレンドが適用されるフレーム数。
Sample Increment
有効にすると、ブレンドされる領域内の各サンプル間の間隔を定義することができます。
以下のパラメータは、MotionClipのロコモーションのブレンド方法を制御します。 ロコモーションのブレンドに影響を与えるパラメータ群は、MotionClip内のジョイントのブレンドに影響を与えるパラメータ群から取得されます。
Match Blend
ロコモーションのブレンドに影響を与えるパラメータとアトリビュートが取得されるジョイントを選択する方法。
None
ジョイントは選択されず、ロコモーションはブレンドされません。
Locomotion Joint
Locomotion が Compute Locomotion 、且つ、 Locomotion Source が Joint の場合、 Locomotion Joint パラメータで指定されたジョイントが選択されます。
それ以外の場合、__locomotion__
ジョイントが選択されます。
Custom Joint
Blend Joint パラメータで指定されたジョイントが選択されます。
Blend Joint
Match Blend が Custom Joint に設定されている場合、このジョイントのロコモーションのブレンドに影響を与えるパラメータとアトリビュートを使用して、アニメーションのロコモーションがブレンドされます。
このパラメータは、 Match Blend が Custom Joint に設定されている場合にのみ利用可能です。
以下のパラメータは、ブレンド領域内でブレンドされるアトリビュートと各ジョイントのブレンドの形状に影響を与えます。
Point Attributes
P
,transform
,localtransform
のアトリビュートに加えて、ブレンドされるジョイントのPointアトリビュート。
Blend Mode
各ジョイントのブレンド方法を決める際に使用されるモード。
All Joints
同じパラメータを使用して、すべてのジョイントがブレンドされます。
By Joint Group
任意の数のジョイントグループに対してブレンド系パラメータセットを定義することができます。
By Attribute
2個のクリップの1つの静止フレームでのPointアトリビュートからブレンドの形状とバイアスが決定されます。
以下のパラメータは、 Blend Mode を All Joints に設定した時に利用可能です。
Blend Type
ブレンド関数のタイプ。
Linear
線形形状。
Ease in Ease out
InとOutで滑らか。
Ease in
Inで滑らか。
Ease out
Outで滑らか。
Bias
ブレンドのバイアス。
0
のバイアスはベース側に偏り、1
のバイアスはレイヤー側に偏ります。
以下のパラメータは、 Blend Mode を By Joint Group に設定した時に利用可能です。
Number of Joint Groups
クリップ間でブレンドされるジョイントグループの数。 ジョイントが複数のグループに属していた場合、そのジョイントが属している最初のグループのパラメータに基づいてそのジョイントがブレンドされます。
Joint Group
2個のクリップ間でブレンドされるトポロジースケルトンのジョイントのグループ。
Blend Type
このジョイントグループのブレンド関数のタイプ。
Linear
線形形状。
Ease in Ease out
InとOutで滑らか。
Ease in
Inで滑らか。
Ease out
Outで滑らか。
Bias
このジョイントグループに対するブレンドのバイアス。
0
のバイアスは開始フレーム側に偏り、1
のバイアスは終了フレーム側に偏ります。
以下のパラメータは、 Blend Mode を By Attribute に設定した時に利用可能です。
Attribute Source
アトリビュートの取得先のMotionClip。
First Clip
1番目のクリップの静止フレームからアトリビュートが取得されます。
Second Clip
2番目のクリップの静止フレームからアトリビュートが取得されます。
Blend Type Attribute
Blend Type を決めるアトリビュートの名前。
Bias Attribute
Bias を決めるアトリビュートの名前。
入力 ¶
First MotionClip
1番目のMotionClip。
Second MotionClip
2番目のMotionClip。
出力 ¶
MotionClip
1番目の入力のMotionClipとその後に続く2番目の入力のMotionClipで構成されたMotionClip。
Examples ¶
SimpleMotionClipSequence Example for MotionClip Sequence geometry node
このサンプルでは、MotionClip Sequenceノードを使用して、2つのMotionClipを一連化し、それら2つのMotionClip間を滑らかに遷移させる方法を説明しています。
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