Since | 12.5 |
標準ボリュームとOpenVDBボリュームの説明は、ボリュームを参照してください。
Volume MixやVolume VOPなどのたくさんのボリュームノードは、Sparse(疎)Volume内のアクティブなボクセルのみを処理します。 もし空間内の特定の領域がゼロ以外の値に評価されることが分かっていても、それが元のボリュームで非アクティブでれば、これは問題になる可能性があります。
VDB Activate SOPには、このアクティブ領域を操作するツールが用意されています。 また、新しく追加した領域を定数で満たすことができ、インタラクティブに何が変更されているのか判断するのに役に立ちます。
Tip
現在のアクティブ領域を確認するには、VDB Visualize SOPを使って、それをTree Nodes, Disabled; Active Constant Tiles, Wireframe Box; Active Voxels, Wireframe Boxに設定します。
パラメータ ¶
ボリュームの指定を参照してください。
Source Group
アクティブ領域を変更するVDBプリミティブ。
Operation
VDBの現在の領域は、いくつかの方法で、指定した領域と結合します。
Union
指定した領域内のボクセルすべてをアクティブにします。 他のボクセルは、元のボクセルのアクティブ状態を保持します。
Intersect
指定した領域外のボクセルを非アクティブにして、それを背景値に設定します。
A - B
指定した領域内のボクセルを非アクティブにして、それを背景値に設定します。
Copy
ボクセルが指定した領域外にあれば、それを非アクティブにして、背景値に設定します。 領域内にあれば、アクティブに設定されます。
Value
UnionとCopyモードでは、ボクセルがアクティブの時、それらを定数に初期化することもできます。 これは、既にアクティブなボクセル含めて、指定したすべてのボクセルに適用されます。
よって、Voxel Coordinatesオプションは、立方体の領域を定数値に設定する効果があります。
Position
これはSOP空間内の立方体を定義します。この立方体に触れるボクセルが選択領域の一部になります。
Voxel
ボクセル座標内のボックスの最小/最大値を定義します。これは、包括的な範囲なので、最大ボクセルを含みます。
Expand
最低でも指定したボクセルの数または距離でアクティブ領域を拡張します。オペレーションまたは値の設定をサポートしていません。
Reference
2番目の入力を使って、選択される領域を決めます。
Bound Group
境界ボックスの計算に使用される2番目の入力のプリミティブ。
Activate Using VDBs
オンにすると、VDBのみがアクティブ化に使われます。VDBが既にアクティブになっていようがアクティブ化されます。 これは、VDBが整列されていなくても、あるVDBを他のVDBにアクティブ領域を転送するために使うことができます。
オフにすると、選択したプリミティブの境界ボックスが代わりに使われ、ワールドポジションとしてアクティブ化されます。
Activate Using Convex Hull
オンにすると、ポイントの凸ハルがアクティブ化に使われます。
Convex Hull Group
凸ハルの構築元となるポイントのサブセット。 これらのポイントの凸ハル内のボクセルがアクティブ化ルールを使用します。
Voxel Offset
アクティブ化の前に凸ハルを広げるボクセル量。 マイナス値を指定すると、凸ハルが収縮します。
Note
これは、半平面(Half-Plane)をオフセットさせて処理しているので、コーナー部分が正確ではありません。
World Offset
アクティブ化の前に凸ハルを広げる量。 マイナス値を指定すると、凸ハルが収縮します。
Note
これは、半平面(Half-Plane)をオフセットさせて処理しているので、コーナー部分が正確ではありません。
Deactivate
背景値を持つボクセルを非アクティブにします。 これは、広いバンドのボクセルをアクティブ化して重くなってしまいオペレーション結果をクリーンアップするのに役に立ちます。
例えば、ExpandをオンにしたVolume VOPの前にVDB Activateを追加すれば、ボリュームを変位させる余裕ができます。 そして、作業が終われば、VDB ActivateのDeactivateをオンにして、不要になったボクセルを解放することができます。
Deactivate Tolerance
ボクセルを非アクティブにする前に背景値と見なすべき誤差。 ブラーなどを行なうと境界ボクセルの値がゼロに近い値になる場合がよくあるので、 誤差を許容することで、アクティブ領域が広がらないようにすることができます。 誤差内の値はゼロと見なされるので、背景値とまったく同じボクセルが非アクティブになります。
Fill SDF
SDF内側に存在するボクセルがアクティブとマークされます。 これらのボクセルが以前に非アクティブだった場合、マイナスのバックグラウンド値が設定されます。 この処理では、タイルはSparse(疎)のままになります。
Prune Tolerance
VDBグリッドを構築した後、検出されなかった一定タイルが存在する場合があります。 この許容値を使えば、一定領域を検出して、それらをつぶすことができます。 背景値の範囲内の領域が非アクティブになります。
See also |