| Since | 19.0 |
このノードは、VDBボリュームとして保存されている符号付き距離フィールドを外挿します。 オプションで、この外挿を他のVDBでマスクすると、そのマスクがアクティブになっている箇所のみで新しい距離を計算することができます。
パラメータ ¶
Source Group
Fast Sweepingを伴うオペレーションで処理される入力VDBスカラーグリッド(s)のサブセット。
ボリュームの指定を参照してください。
Extension Group
このグループで採択された任意のVDBフィールドが、 Source Group で指定されたスカラーVDB(フォグ/レベルセット)のアイソサーフェスから延長されます。 このグループは、 Operation パラメータが Extend Field(s) Off Fog VDB または Extend Field(s) Off SDF に設定されている場合にのみ使用します。
Mask VDB
アクティブボクセルがマスクとして使用されるVDBボリューム(ボリュームの指定を参照してください)。 このマスクは、 Operation パラメータが Expand SDF Into Mask SDF に設定されている場合にのみ使用します。
Operation
実行するオペレーション。
Expand SDF Narrowband
既存の符号付き距離フィールドの狭帯域を、指定したボクセル数だけ延長します。
Expand SDF Into Mask SDF
既存の符号付き距離フィールドをマスクに展開/外挿します。
Convert Fog VDB To SDF
スカラーFogボリュームを符号付き距離グリッドに変換します。 指定した Fog Isovalue 値よりも大きいスカラー値を持つアクティブ入力ボクセルが出力時に マイナス の距離値になります。 つまり、そのアクティブ入力ボクセルがアイソサーフェス 内側 と見なされます。
Renormalize SDF
既存の近似SDFを与えると、すべてのアクティブボクセルに対してEikonal方程式が解かれます。 指定した Sdf Isovalue 値よりも大きい符号付き距離値を持つアクティブ入力ボクセルが出力時に プラス の距離値になります。 つまり、そのアクティブ入力ボクセルがアイソサーフェス 外側 と見なされます。
Extend Field(s) Off Fog VDB
Fogボリュームからいくつかのアトリビュートの延長を計算します。 これらのアトリビュートは、( Source Group で定義された)Fogボリュームのアイソサーフェス上でサンプリングされるVDBグリッドで定義されます。 これらのアトリビュートは、 Extension Group パラメータで定義されます。 このモードは、 Source Group パラメータで指定された最初のFogグリッドのみを使用します。
Extend Field(s) Off SDF VDB
符号付き距離フィールドからいくつかのアトリビュートの延長を計算します。 これらのアトリビュートは、( Source Group で定義された)SDFのアイソサーフェス上でサンプリングされるVDBグリッドで定義されます。 これらのアトリビュートは、 Extension Group パラメータで定義されます。 このモードは、 Source Group パラメータで指定された最初のSDFグリッドのみを使用します。
Domain Direction
Convert Fog To SDF or Renormalize SDF
Extend Field(s) of Scalar VDB が選択されている場合にのみ動作します。 チェックを付けると、Fog GridがSDFに変換されたり、SDFが再び正規化されます。
Source Group で指定されたFogグリッドをSDFにしたい場合、または、SDFを再び正規化したい場合、このオプションを使用してください。
Iterations
Fast Sweepingアルゴリズムの望ましい反復回数(たいていの場合、1回で十分です)。
SDF Isovalue
これを使用して、SDFボリュームから暗黙サーフェスを定義します。
Fog Isovalue
これを使用して、Fogボリュームから暗黙サーフェスを定義します。
Ignore Active Tiles
スカラーフィールド内のアクティブタイルを無視して、VDBをマスクします。
通常では、このオプションは無効にすべきですが、無効にするとアクティブタイル(定数値が疎らに表現された領域)が密化されることに注意してください。 これによって、メモリ使用量が大幅に増えてしまいます。
適切な符号付き距離フィールドは、アクティブタイルを持ちません。
Dilation
レベルセット狭帯域を拡張するボクセル数。 Operation が Expand SDF Narrowband モードの時に動作します。
Dilation Pattern
拡張オペレーション用の隣接パターン。
Faces が最も高速です。 Faces, Edges and Vertices が最も遅いです。 しかし、大きく拡張する場合には最も良い結果が得られます。 Faces and Edges が速度と品質でちょうど良いです。
| See also |
Convert VDB
