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Since | 19.0 |
このノードは、緊張ライン(プリミティブ)を、内部でTポーズ(静止位置)に維持されている入力ボーンジオメトリに描画します。これらのラインは計測スティックとして使用されます。キャラクタのアニメーション全体でラインの 長さ を変更することで、 筋肉の収縮 を駆動します。それぞれの緊張ラインは、 Muscle Flex SOPノードの特定の筋肉または一連の筋肉にリンクされています。
初期化の際、筋肉緊張ラインの長さが測定され、restlength
プリミティブアトリビュートに格納されます。ボーンジオメトリがアニメーションされるとき、緊張ラインの端点は、端点周辺でのボーンポイントのローカルトランスフォームに合わせて、自動的に変形されます。緊張ラインの長さは、ポイントがトランスフォームされる際に測定され、結果はlength
プリミティブアトリビュートに格納されます。
緊張ラインが自然長のとき、緊張ラインは100%の長さです。ラインが短いと、リンクされている筋肉が 収縮 していることを示します。デフォルトでは、緊張ラインが自然長の75%の場合、筋肉が完全に収縮しているとみなされます。ラインが長くなると、リンクされている筋肉が 弛緩 していることを示します。筋肉緊張ラインに対するこのアクティベーション閾値は、 Muscle Flex SOP ノードで調整できます。例えば、筋肉のActivation Ratioを0.50に設定すると、緊張ラインが自然長の50%のとき、筋肉は完全に収縮します。また、 Muscle Flex SOP ノードのMuscle Flexパラメータを使用して、キャラクタアニメーションでの個々の筋肉の収縮を制御およびアニメーションできます。
How to
Tip
ボーンは、 Muscle Tension Lines SOP に対して最もよく使用される入力ジオメトリですが、ガイドジオメトリとしてのボーンの使用は必須ではありません。 任意 の入力ジオメトリに対して筋肉緊張ラインを描画できます。例えば、入力スキンサーフェスジオメトリなどです。
To... | Do this |
---|---|
ノードのインタラクティブなビューポートステートで、キャラクタのボーンジオメトリに筋肉緊張ラインを描画する |
新しい筋肉緊張ラインがボーンジオメトリに表示され、デフォルトで |
キャラクタのボーンジオメトリに端点を配置することで、筋肉緊張ラインを配置する |
新しい筋肉緊張ラインがボーンジオメトリに表示されます。緊張ラインのLine IDパラメータを使用して、名前の識別子を変更できます。 |
筋肉緊張ラインの端点の配置を変更する |
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筋肉緊張ラインを選択する |
以下のいずれかを行ないます:
|
筋肉緊張ラインを削除する |
以下のいずれかを行ないます:
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ステート ¶
ホットキーまたは操作 |
アクション |
---|---|
Sを押したままにする |
筋肉緊張ライン選択モードになります。
Note ビューポートステートでは、Symmetryでミラー複製した筋肉緊張ラインを選択することはできません。 |
ホイールスクロール |
筋肉緊張ラインの現在の選択を循環させます。 |
Aを押す |
筋肉緊張ライン作成モードになります。 ビューポートステートで新しい筋肉緊張ラインを追加するには、緊張ラインの最初の端点の位置をクリックして、最後の端点の位置までドラッグします。 |
メニュー > New Muscle Tension Line
筋肉緊張ライン作成モードになります。
メニュー > Delete Current Line
現在選択されている緊張ラインが削除されます。
アトリビュート ¶
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integer |
それぞれの筋肉緊張ラインに与えられる説明的なラベルや 名前 を設定および格納します。 |
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integer |
時間の経過に伴う、筋肉緊張ラインのアクティブな長さを格納します。 |
|
integer |
ボーンジオメトリがTポーズの間に測定された筋肉緊張ラインの長さを格納します。 |
パラメータ ¶
Line Count
-
筋肉緊張ラインの数。この数に、対称的なコピーは含まれません。
-
Rest Geometry マルチパラメータを追加または削除します。
1 - 現在選択されているマルチパラメータタブを削除します。
2 - 新しいマルチパラメータタブを、現在選択されているマルチパラメータタブの右側に挿入します。
3 - 現在選択されているマルチパラメータタブ。
4 - マルチパラメータタブをリストの最後に追加または削除します。番号を増やすとタブが追加され、番号を減らすとタブが削除されます。
5 - リストの最後に新しいマルチパラメータタブを追加します。
6 - リストの最後からマルチパラメータタブを削除します。
7 - 現在のマルチパラメータタブをすべて削除します。
Muscle Tension Lines ¶
Line ID
筋肉緊張ラインの説明的なラベルを指定します。このパラメータ値は、autoflex_id
プリミティブアトリビュートとして格納されます。
新しい筋肉緊張ラインのデフォルトの Line ID はautoflex#
です。筋肉緊張ラインと駆動先の筋肉の間にリンクをセットアップする際、簡単にマッチさせるには、ターゲットの筋肉のmuscle_id
とよく似た Line ID を筋肉緊張ラインに設定します。
Point 0
筋肉緊張ラインの最初の端点(end point 0
)のローカル空間位置を指定します。このパラメータの横の矢印アイコンを使用すると、ビューポートステートでこの端点をインタラクティブに配置できます。
Point 1
筋肉緊張ラインの最後の端点(end point 1
)のローカル空間位置を指定します。このパラメータの横の矢印アイコンを使用すると、ビューポートステートでこの端点をインタラクティブに配置できます。
Inputs ¶
T-Pose
筋肉緊張ラインをセットアップする際のボーンジオメトリのポーズを指定します。
Use Initialization Frame
ボーンジオメトリのポーズを指定した フレーム で使用します。
From Attribute
Attribute Name で指定したアトリビュートに格納されたボーンジオメトリポーズを使用します。
Frame
初期化フレーム番号を指定します。デフォルトでは、初期化フレームはプレイバーの範囲の最初のフレーム($FSTART
)に設定されています。
このパラメータは、 T-Pose が Use Initialization Frame に設定されている場合のみ利用可能です。
Attribute Name
ボーンジオメトリの保存したTポーズのポイントポジションを含むアトリビュートの名前を指定します。デフォルトでは、 Attribute Name はtpose
です。
このパラメータは、 T-Pose が From Attribute に設定されている場合のみ利用可能です。
Default Line ID
ユーザが指定した2つ目の入力の緊張ラインジオメトリに対して、名前の接頭辞を指定します。例えば、 Default Line ID がデフォルト値の extraflex の場合、すべての外部緊張ラインにextraflex0、extraflex1、extraflex2といった連番のautoflex_ids
が自動で割り当てられます。
このパラメータは、 Muscle Tension Lines SOP ノードのInput 2に取り付けられた外部ポリラインジオメトリがあるときのみ使用できます。
Note
それぞれの外部緊張ラインに完全に固有の名前を割り当てることはできません。
Symmetry ¶
最初の半分の筋肉緊張ラインが作成されると、以下のパラメータは、対称的なボーンジオメトリのもう半分の筋肉緊張ラインと Line ID を自動で生成します。
自動対称は、すべてが完全な対称モデルにのみ適用できます。入力ボーンジオメトリが対称モデルの 半分のみ の場合は、Muscles & Tissueネットワークの下流にある Mirror Muscles SOPを使用すると、すべての筋肉緊張ラインが作成され、適切な Line ID 値が割り当てられるようにすることができます。
Enable Symmetry
オンの時、モデルの反対側の筋肉緊張ラインが自動的に生成され、 From Prefix および To Prefix パラメータ設定で定義されたルールに従ってLine IDが付与されます。
Note
筋肉緊張ラインのミラー複製はプロシージャルに作成されるため、ビューポートステートで端点を変更することはできません。
From Prefix
Line ID 値に使用する、名前の接頭辞を指定します。例えば、 Line ID 値をL_gastro
やL_extensor
としたい場合、このパラメータ値はL_
となります。
To Prefix
ミラー複製の緊張ラインに対して自動で生成されたすべての Line ID で、 From Prefix に置き換わる名前の接頭辞を指定します。例えば、 From Prefix のパラメータ値がL_
の場合、 To Prefix パラメータ値をR_
にすると、R_gastro
やR_extensor
などのようになります。
Symmetry Handle
オンの時、対称平面とそのハンドル/マニピュレータがビューポートステートに表示されます。このハンドルを使用して、対称平面の Origin 、 Distance 、 Direction をインタラクティブに調整できます。
Origin
ボーンの原点を基準とした対称平面のXYZ位置。
Distance
Origin からの対称平面の距離オフセット。
Direction
緊張ラインを対称化させる平面(X, Y, Z)。 また、その対称平面の法線方向を決めます。
Guides ¶
Display Bone Geometry
オンの時、ビューポートステートにガイドボーンジオメトリを表示できます。筋肉緊張ラインを描画するとき、このジオメトリを配置ガイドとして使用できます。
Bone Geometry Color
ガイドボーンジオメトリのRGBカラーおよび透明度(アルファ)を指定します。
Line ID
オンの時、現在選択している筋肉緊張ラインのLine IDがビューポートステートのラインジオメトリの横に表示されます。
Line Length
オンの時、現在選択している筋肉緊張ラインの長さがビューポートステートのラインジオメトリの横に表示されます。
Line Color Random Seed
ビューポートステートで、筋肉緊張ラインに割り当てられたランダムなカラーを変更します。
Symmetry Color Intensity
入力 ¶
Input 1
筋肉緊張ラインを配置するためのガイドジオメトリ。通常これはボーンジオメトリです。
Input 2
自動生成された筋肉緊張ラインと置き換わる、ユーザが指定したポリライン。各外部ラインには、autoflex_id
アトリビュートが自動で割り当てられます。
出力 ¶
Output 1
それぞれの筋肉緊張ラインのLine ID (autoflex_id
)、自然長(restlength
)および可変長(length
)の値。
See also |