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Retime SOPには、指定した再生速度またはTime Functionに応じて、入力ジオメトリの時間を変更するための使いやすいインターフェースが備わっています。 入力ジオメトリの非整数フレームに相当する時間を要求した場合、このSOPは、その中間結果を近似するのに必要な補間処理を行なうことができます。 これは、キャッシュ済みのPyroシミュレーションの再生速度を制御するのに役立ちます。
入力 ¶
Input
時間を変更させたい時間依存ジオメトリ。
出力 ¶
Output
適切な時間で評価/補間された入力ジオメトリ。
パラメータ ¶
Time ¶
Evaluation Mode
出力を生成する評価時間の計算方法を制御します。
By Frame
出力は、指定した Frame における入力ジオメトリの評価に相当します。
By Time
出力は、指定した Time における入力ジオメトリの評価に相当します。
By Speed
評価時間は、指定した Start Frame と再生速度の Speed から計算されます。
Shift Range
指定したフレームから始まるように、 Input Frame Range をシフトします。
Fit Range
Input Frame Range を均一に Output Frame Range に拡張/縮小します。
Frame
入力を評価するフレーム。 Evaluation Mode が By Frame に設定されている場合にのみ利用可能です。
Time
入力を評価する時間。 Evaluation Mode が By Time に設定されている場合にのみ利用可能です。
Start Frame
最初の出力フレーム( Output Frame Range )がこのフレームでの入力の評価に相当します。 Evaluation Mode が By Speed に設定されている場合にのみ利用可能です。
Speed
By Speed を評価する時の再生速度を制御します。 再生速度のペースは、このパラメータをアニメーションさせることで可変させることができます。
Shift to Frame
Evaluation Mode を Shift Range に設定すると、このフレームから開始するように Input Frame Range がシフトされます。
Output Frame Range
By Speed を評価する時、その再生の Speed は、このフレーム範囲内で考慮されます。 この横にある境界条件は、このフレーム範囲外での挙動を制御します。 Evaluation Mode を Fit Range に設定すると、 Input Frame Range は、この範囲に収まるように均一に拡張または縮小します。
Input Frame Range
入力フレームの範囲。この横にある境界条件は、入力がこのフレーム範囲外で照会された時に考慮されます。
この境界条件を使用することで、評価フレームがその関連フレーム範囲外にある時の挙動を制御することができます。 この条件は常に Input Frame Range に適用されますが、 By Speed を評価する時は、出力範囲に対してのみ利用可能です。
-
Hold: 評価値を各範囲の制限フレームにクランプします。
-
Extend: この制限を超えた自由な評価を許可します。
Note
By Speed を評価する時、 Output Frame Range の Extend 条件は、その制限フレームにおける Speed 値をフレーム範囲外で外挿します。 例えば、 Output Frame Range を
10-20
に設定し、境界条件を Pre-Extend に設定し、フレーム10における Speed を5に設定すると、 このノードは、フレーム10までのすべてのフレームの再生速度を5として扱います。 -
Cycle: フレーム範囲の頭に戻ります。
-
Zig-Zag: 制限フレームに到達したら、折り返します。
Substeps
入力で利用可能なサブステップの数。
このノードは、この Substeps を考慮して、目的の出力に一番近い入力サンプル間で補間を行ないます。
例えば、フレーム17.68
を評価する必要があって、 Substeps が2に設定されていれば、入力のフレーム17.5
とフレーム18
がブレンドされてその結果が生成されます。
Add Frame Attributes
有効にすると、出力フレーム番号や入力フレーム番号が格納されたDetailアトリビュートが出力ジオメトリに追加されます。
Output Frame Attribute
Add Frame Attributes が有効な時、出力フレーム番号が格納されるDetailアトリビュートの名前を指定します。 このアトリビュートには、 Output Frame Range とその境界条件が適用された後の評価フレーム番号が格納されます。
Input Frame Attribute
Add Frame Attributes が有効な時、入力フレーム番号が格納されるDetailアトリビュートの名前を指定します。 このアトリビュートには、現行出力フレームに呼応する入力フレーム番号が格納されます。
Interpolation ¶
Interpolate Between Input Frames
一番近い整数フレームから入力ジオメトリを補間することを許可します。 このオプションを無効にすると、入力ジオメトリは、小数点フレームで直接クックされます。
Interpolate Rotations of Normals, Quaternion, and Transforms
法線、クォータニオン、トランスフォームとしてマークされたアトリビュートの滑らかな遷移には、球状の線形補間を使用します。
Interpolation
複数の入力をブレンドする補間方法。
Linear
2つの最近接フレーム間でデータを線形補間します。
Cubic
できるだけ4つの入力フレーム間でデータを3次補間します。
Subdivision
できるだけ4つの入力フレーム間でデータを(サブディビジョンカーブに基づいた)3次スプライン曲線に追従させます。
Input Timestep
隣接入力フレーム間の時間の差分。この値は、Velocity間を正しく解釈するのに必要です。
Use Velocity When Interpolating Position
ポイントにVelocityアトリビュート(v
)があれば、このオプションを有効にすることで、Velocityを使ってポイント位置を3次補間し、Velocityを2次補間します。 さらに再生速度を考慮して、Velocityアトリビュートも適切にスケールされます。
Scale Velocities
有効にすると、出力されるVelocityは、再生速度の差を考慮してスケールされます。
これは、v
Pointアトリビュートだけでなく、Volumesセクションの Blend Mode が Advected に設定されていれば、 Velocity Field にも適用されます。
Attributes ¶
Attributes
線形補間するアトリビュートの名前/パターンをスペースで区切ったリスト。 ここで合致しなかったアトリビュートは、ソース補間フレームが変わると、即座に切り替わります。
Point ID Attribute
ポイントのマッチングを行なう際に、ポイント番号の代わりに、この(文字列または整数の)Pointアトリビュートの値を使用します。
Primitive ID Attribute
プリミティブのマッチングを行なう際に、プリミティブ番号の代わりに、この(文字列または整数の)Primitiveアトリビュートの値を使用します。
Note
このプリミティブのマッチングの慣例は、ボリュームもVDBsにも適用されます。
Volumes ¶
Blend Mode
ボリュームまたはVDBプリミティブのボクセルのブレンドに使用するメソッドを指定します。
Transform Only
ボリュームトランスフォームを補間します。ボクセルデータのブレンドは行なわれません。
By Grid Index
ボクセル値を線形補間します。ボクセルはボクセル番号によって一対一で対応させるので、 合致させるボリュームの寸法と解像度をまったく同じにしてください。
By Voxel Position
ボクセル値を線形補間します。ボクセルは空間的位置でマッチングさせます。
Advected
ボクセル値を Velocity Field で指定されたモーションパスに沿って線形補間します。
Velocity Field
Blend Modeが Advected モードの時に、移動パスの推測に使用するVelocityフィールドの名前。
参照するプリミティブには、ベクトルVDBまたは3成分のスカラーのボリューム/VDB(各コンポーネントの接尾辞が.x
, .y
, .z
)を指定してください。
Advection Stepsize
移動カーブの計算に使用する最大タイムステップ数。 このパラメータの値が低いほど、もっと上手く移流させた補間を生成することができますが、実行時間が長くなってしまいます。
Interpolate Velocity Field
Voxel Blend を Advected に設定した時は、通常では Velocity Field をそのままにします。 このパラメータを有効にすると、 Velocity Field も線形補間します。