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このノードは、入力を接続すると、以下に説明するように、その入力にポイントとポリゴンを追加します。 入力を接続しなかった場合は、このノードは、新しい要素としてポイントとポリゴンを生成します。
ポイントの抽出 ¶
Addノードは、pointエクスプレッションと併せて使用すると、他のノードから特定のポイントを抽出することができます。 例えば、 geo1 のGrid SOPからポイント番号5のポイントのX、Y、Zの値を抽出する場合は、以下の通りです:
point("/obj/geo1/grid1",5,"P",0),point("/obj/geo1/grid1",5,"P",1), point("/obj/geo1/grid1",5,"P",2)
入力を接続した場合、この方法で追加したポイントは、ポイントリストの最後に追加されます。 このノードのタイルをクリックすると、Informationポップアップが表示されるので、ポイントの数を確認することができます。 例えば、2つのポイントを追加して、ポイント数が347(ポイント番号が0から346)になっていれば、追加した2つのポイントの番号は345と346です。
指定した数のポイントを作成する ¶
Add SOPを追加して、そのSOPが1個のポイントを作成するように設定してから、Copy SOPを接続して、Copy SOPの Number of Copies にコピーするポイントの数(アニメーション可能)を設定します。
Copy SOPはコピー数を0に設定しても正しく動作します。
パラメータ ¶
Points ¶
概要
3つの入力フィールドは、ポイントのXYZの座標を意味しています。 その下の入力フィールは、ポイントのスプラインウェイトを意味しています。 後でこのポイントをスプライン(NURBS/Bezier)プリミティブの作成で使用するのであれば、このウェイトはスプラインの形状に影響を与え、プリミティブを有理化します。 ポリゴンとメタボールは、このウェイトの影響を受けません。
X、Y、Z、Wには、定数(数値)または変数を設定することができます。
Delete Geometry But Keep the Points
このパラメータは、すべてのポリゴン、NURBS、他のプリミティブを削除して、ポイントのみをそのまま残します。
Polygons: By Pattern ¶
概要
各ポリゴンに対して、ポイントパターンを指定することで、一定の数のポリゴンを作成します。ここでポリゴンのポイント接続リストを入力して、ポリゴンを作成します。
{from}-{to}[:{every}][,{of}] 例1: 1 2 3 4 例2: 1 3-15 16 8 例3: 1-234 820-410 235-409 例4: 0-15:2 例5: 0-15:2,3
Polygons: By Group ¶
概要
グループフィールドとグループ/スキップの規則に基づいた数だけのポリゴンを作成します。
Group
接続するポイントのサブセット。
Add
オプションでポイントのサブグループを結合します。
N
サブグループの結合で使用する増分値。
Attribute
By Attributeを指定すると、このアトリビュートの同じ値を持つポイントが接続されます。接続順は、グループのポイント順に準じています。
Remove Unused Points
接続されたポイントのみを保持します。
Particles ¶
概要
ポイントの集合体からパーティクルシステムを作成することができます。 パーティクルシステムには欲しいアトリビュートがまったく作成されません。 これは、パーティクルの集合体を、Initial StateまたはDOPのソースなどの他のオペレーションのパーティクルシステムとしてフラグを立てたい時に役に立ちます。
すべてのジオメトリをパーティクルに変換するには、 Points タブの Delete Geometry But Keep the Points チェックボックスをオンにして、このタブの Add Particle System チェックボックスをオンにして、 Particle Group を空っぽにします。
Add Particle System
パーティクルシステムプリミティブを作成するかどうか制御します。
Particle Group
パーティクルシステムに追加するポイント。ポイントは、指定した順番でパーティクルシステムに追加されます。 このフィールドを空っぽにすると、すべてのポイントがパーティクルシステムに追加されます。
Add Unused Points to Particle System
パーティクルプリミティブが存在しなかった場合、パーティクルプリミティブが作成されます。
どのプリミティブの一部にもなっていないポイントすべてが、1番目のパーティクルプリミティブに追加されます。
ローカル変数 ¶
N
ジオメトリの最後のポイントのインデックス。
CEX, CEY, CEZ
入力の重心。
XMIN, XMAX
入力の境界ボックスのX座標の範囲。
YMIN, YMAX
入力の境界ボックスのY座標の範囲。
ZMIN, ZMAX
入力の境界ボックスのZ座標の範囲。
SIZEX, SIZEY, SIZEZ
入力の境界ボックスのサイズ。
Examples ¶
AddItUp Example for Add geometry node
このネットワークでは、Add SOPによるジオメトリの構築と操作に関するたくさんの使用方法を説明しています:
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空間内にポイントを作成する時に使用します。そして、指定したパターンでポイントからポリゴンを作成することができます。そのポリゴンはオープンまたはクローズにすることができます。さらに、各ポイントはエクスプレッションやキーフレームを使ってアニメーションすることもできます。
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ポイントの作成と同時に他のプリミティブからポイントを取り出す時に使用します。これらのポイントはポリゴンを作成する時に使用します。
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Add SOPは他のポリゴンオブジェクトから抽出したポイントを使ってポリゴンを作成する時に利用します。Group SOPでは、Add SOPが参照するポイントグループを作成することができます。
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Add SOPはアニメーションするNullオブジェクトのグループからポリゴンを作成する時に使用します。Object Merge SOPはポリゴンの生成時にAdd SOPに取り込まれているSOPの中にあるNullポイントを参照します。 Fit SOPは参照したNullポイントから順番に補間スプラインを作成する時に使用します。
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Add SOPプリミティブを作成しないでポイントを生成する時に使用します。また、Add SOPを使って他のオブジェクトのポイントを抽出することができます。
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最後に、Add SOPではさらに縦の列と横の列のポイントを作成することもできます。