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Since | 20.0 |
概要 ¶
このSOPを使用することで、選択したポイントを2D平面上に移動させて3Dジオメトリを平坦化することができます。
Clipノードは、指定した平面を基準に片側にある3Dジオメトリをカットします。 ですので、ポイントを平坦化するのではなくて削除したいのであれば、そのClipノードを使用してください。
このノードは雲ジオメトリの下部を平坦化する目的で作成されました。
Tipsとテクニック ¶
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Flattenノードを使用して、ジオメトリを単位球上に“平坦化”することができます。 Direction を Use Attribute 、 Direction Attribute を
P
、 Flatten を To Single Plane 、 Distance を1.0
に設定します。
パラメータ ¶
Group
平坦化される入力ジオメトリのサブセット。 ここを空っぽのままにすると、このノードは入力ジオメトリすべてに影響を与えます。
Orientation ¶
Orient Using
ベクトル(平坦化平面に垂直な方向)または回転のどちらを使用して平坦化平面の向きを決めるか指定します。
Origin
平坦化平面の原点。 Set Uniform は、パラメータで指定された平面位置まですべてのポイントを動かします。 これを Use Attribute に設定することで、Pointアトリビュートで指定された平面まで各ポイントを動かすことができます。
デフォルト値は0, 0, 0
と Set Uniform です。
Origin Attribute
Origin が Use Attribute の時、ここには原点として使用するPointアトリビュートを指定します。
デフォルト値はpivot
です。
Direction
Orient Using が Direction の時、ここには、平坦化平面に垂直な方向を指定します。 Origin とこの方向によって、平面の位置と向きが定義されます。 これを Use Attribute に設定することで、各ポイント上のPointアトリビュートを使用して平坦化平面の向きを決めることができます。
デフォルト値は0, 1, 0
と Set Uniform です。
Direction Attribute
Direction が Use Attribute の時、ここには、平坦化平面の方向として使用するPointアトリビュートを指定します。
デフォルト値はN
です。
Rotation
Orient Using が Rotation の時、ここには、(Y-Upの)平坦化平面の回転ベクトルを指定します。
デフォルト値は-90, 0, 0
と Set Uniform です。
Rotation Attribute
Rotation が Use Attribute の時、ここには、回転値として使用するPointアトリビュートを指定します。
デフォルト値はrot
です。
Flatten ¶
Flatten
3Dジオメトリを平坦化するのに平面を1枚それとも2枚のどちらを使用するのか指定します。
Between Planes(デフォルト)
平坦化平面を基準に片側にある3Dジオメトリを平坦化します。 Distance Min と Distance Max のパラメータを使用して2枚のオフセット平面を定義することもできるので、それらの2枚の平面の間にないすべてのポイントを平坦化することができます。
To Single Plane
平坦化平面を基準に 両側 にある3Dジオメトリを平坦化します。 この設定を使用することで、3Dジオメトリを2D平面に平坦化することができます。
Strength
平坦化の度合い。
デフォルト値の1
は、指定された平面までジオメトリを平坦化します。
値を下げると、元の形状と平坦化された形状をブレンドして、その形状を滑らかまたは平坦にすることができます。
1
より大きい値は、ポイントをその平坦化平面を 超えて 移動させるので逆形状になります。
Distance Min
Flatten が Between Planes に設定されている場合、ここには、原点から最小平面までの距離を指定します。 この最小平面より下にあるポイントがこの平面上に平坦化されます。
デフォルト値は0
です。
Distance Max
Flatten が Between Planes に設定されている場合、ここには、原点から最大平面までの距離を指定します。 この最大平面より上にあるポイントがこの平面上に平坦化されます。
デフォルト値は1
です。
Distance
Flatten が To Single Plane に設定されている場合、これは平面を法線方向に移動させます。
デフォルト値は0
です。
Thickness Attribute
このパラメータを有効にし、アトリビュートの名前を設定すると、このノードは、このアトリビュートの値で平坦化平面をオフセットします。
例えば、球がインスタンス化されている散乱ポイントクラウド上のpscale
のデフォルト値を使用すると、それらの球が地面に乗るようになります。
地面への平坦化が行なわれていないポイントクラウド(左)と行なわれたポイントクラウド(右)。 インスタンス化された球プリミティブは、Thickness Attributeが使用されていないので地面に乗っていません:
平坦化されたポイントクラウドにThickness Attributeを使用しなかった場合(左)と使用した場合(右)。 インスタンス化された球プリミティブは、地面に乗っています:
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