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このCHOPは、4つの異なるフィルターを使って音声入力をフィルタリングします。 入力チャンネルは、時間軸で重複するチャンクに分かれます。
2番目の入力はFilter Animation Channnelで、フィルターパラメータをCHOPの区間に対して変更させることができます。 Band EQ CHOPヘルプ、またはFilter Animation Channels Inputと呼ばれるCHOPのCommon Optionsのセクションを参照してください。
このCHOPは、リアルタイムで音声をフィルタリングするために、タイムスライスすることがあります。
フィルターの専門用語に関する説明は、HoudiniマニュアルのPass Filter CHOPのセクションを参照してください。
パラメータ ¶
Filter ¶
Filter
Filter type:
Low Pass Filter
High Cutoffより下の周波数すべてがフィルターを通って通過します(“pass band”)。
High Pass Filter
Low Cutoffより上の周波数すべてが通過します。
Band Pass Filter
LowおよびHigh Cutoffの間の周波数すべてが通過します。
Band Stop Filter
High Cutoffより上、およびLow Cutoffより下の周波数すべてが通過します。
Type
使用するフィルターデザインのタイプ:
Default
デフォルトのフィルターデザイン。
Butterworth Filter
通過帯域内で最大限に平坦な振幅幅を持つフィルター。 Low Pass Filter と High Pass Filter でのみ利用可能です。
Order
フィルターの階数(次数+1)。 Butterworth Filter でのみ使用します。
Low Cutoff
より低いカットオフの周波数(ヘルツ表記)。low passフィルターでは、この値は使われません。
High Cutoff
より高いカットオフの周波数(ヘルツ表記)。high passフィルターでは、この値は使われません。
Pass Gain (dB)
通過した周波数のゲインで、dB(デシベル)で指定します。 20デシベルごとの増加は、パワーが10倍増加するのに相当します。
Rolloff Factor
カットオフ周波数でフィルターがどのように落下するか。 (1より)小さい値は、より段階的なロールオフを生成し、大きい値では、よりシャープなフィルターを生成します。
Also Filter Phase
通常は、信号の大きさがフィルタリングされます。 オプションで信号の位相をフィルタリングすることができます。
Digital ¶
Filter Chunk
このパラメータでは、フィルターパラメータのアニメーションの要求レベルと音声品質とのバランスを取るために、 チャンクサイズを選択することができます。
Chunk Overlap
現行チャンクが重複する量、および以前のチャンクとブレンドされる量。
ゼロ(重複およびブレンドなし)から0.95(95%重複)までです。
.05
から .3
の間で保持してください。ゼロに近すぎる値の場合、不連続性を完全に除去できなくなります。
Chunk Discard
破棄するチャンク。中間部分がより正確で、終了部分は破棄されます。
ゼロ(何も破棄しません)から.95
(中間5%のみを保持)までです。
通常は、.05
と.2
の間で破棄します。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
ローカル変数 ¶
I
現行評価インデックス。
N
フィルタリングされる現行チャンク。
C
フィルタリングされる現行チャンネル。
NC
チャンネルの合計数。
See also |