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このCHOPは、入力チャンネルを滑らかにまたはシャープにします。 そのサンプルの新しい値を設定するために各サンプルと近隣サンプルの範囲を結合することでフィルタリングします。 各フィルタータイプは、近隣サンプル用の独自の加重要因を使用します。 Filter Width は、使用する近隣の数を決定します。
このCHOPは、モーションと音声を両方フィルタリングすることができますが、音声のフィルタリングには他のCHOPの方がもっと適しています (Pass Filter CHOP、Band EQ CHOP、Parametric EQ CHOPを参照して下さい)。
パラメータ ¶
Filter ¶
Type
フィルターのタイプは7種類あります。
Gaussian
このフィルターは、チャンネルを滑らかにするGaussian(通常または“bell”曲線)形状を持ちます。 低いパスフィルターとして動作します。フィルターの幅が広くなると、カットオフ周波数が低くなり、結果としてデータが滑らかになります。
Left Half Gaussian
チャンネル上にラグを生成します。 もし入力チャンネルが規定時間を超えて値を表現する場合、このフィルターは現行サンプルから時間を戻してサンプルを使うだけとみなされます。 タイムデータに関しては、タイミングよく前をみることができないので、こちらの方がより現実的です。 半鐘の形をしています。
Box
このフィルターは長方形型をしており、使用する各近隣サンプルは同じ加重要因を持っていることを意味します。 フィルターの極値でのサンプルのエフェクトは、ウィンドウがサンプル上でスライドしてもフェードアウトしないので、 出力チャンネルに不要なステップが生成されることがあります。 これは、データを低パスでフィルタリングし、Gaussianフィルターに似ています。
Left Half Box
このフィルターはデータ上にラグを生成し、昔のサンプルのみを使い、それ以外はBoxフィルターのように動作します。
Edge Detect
このフィルターは、入力チャンネルでのシャープな変化 “edges”を検出します。 高パスフィルターとして動作します。フィルターの幅が増加すると、低い周波数がさらに追加されます。
De-spike
このフィルターは、 “spikes”(予想サンプル値よりも上もしくは下の’Spike Tolerance'よりも多いサンプル)を削除します。 フィルターの幅によって、サンプルよりも数倍長いスパイクを除去することができます。 幅が広いフィルターは幅が広いスパイク(数サンプルのスパイク)を除去し、小さいフィルターは狭いスパイク(1、2サンプル分の長さ)の削除のみ行ないます。
Effect
フィルターがチャンネルに与える影響の大きさ(0 = 全くなし、1 = 最大エフェクト)
Filter Width
現行サンプルの計算で使われる周辺サンプルの量。Unitsで記述されます(Commonページ内)。
Spike Tolerance
De-spikeフィルタータイプに関し、スパイクを考慮することなくサンプルが近隣と異なることができる量。
Number of Passes
フィルターがチャンネルに適用される回数。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
ローカル変数 ¶
C
現行チャンネルインデックス。
NC
チャンネルの合計数。
See also |