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MIDI Out CHOPは、MIDIイベントをあらゆるMIDIデバイスへ送ります。 これらのデバイスとしては、他のソフトウェアプログラム(midisynth)またはシリアルポートに接続したデバイスのどちらかが可能です。 チャンネルは、MIDIイベントの送信を制御するために使われます。 チャンネルは、(最後のフレームバーの位置から現行の位置までの)最後のタイムスライスで評価されます。
このスライスの間でチャンネルが値を変更するたびに、イベントが送られます。 フレームバーがリアルタイムで起動している限り、全てのタイミングが保存されます。 チャンネルは、名前でイベントにマッピングされます。 ノート(音符)、コントローラ、ベロシティ(強さ)といったイベントの後には、必ずノート/コントローラ番号(n65、c7)を付けてください。
その番号をノートイベントから省いた場合、ノート番号がチャンネルの値になります。 チャンネル全体に送られる他のイベントは、番号(pc、pw)を追いかける必要はありません。 チャンネル接頭辞は、イベントが送られるべきMIDIチャンネルを見分けるために使うことができます (すなわち、“ch1n45”は、そのHoudiniチャンネルをMIDIチャンネル1のnote45メッセージに割り当てます)。
パラメータ ¶
Dest ¶
MIDI Destination
MIDIイベントの送信先。
MIDI File
出力MIDIファイルのファイル名。
Write MIDI File
全てのデータをMIDIファイルに書き込みます。
MIDI Channels
MIDIチャンネルの出力先。 チャンネル接頭辞を指定しなかった場合、全てのチャンネルが同じイベントを受け取るようになります。
Channel Prefix
全ての入力チャンネルが、名前からチャンネル番号を抽出するために持っていなければならない接頭辞文字列
(すなわち、ch
というチャンネル接頭辞を持ったch1note44
)。
Echo Messages To Textport
有効の場合、全てのMIDIイベントが起こる度に、それらのイベントがテキストポートに記録されます。
Output ¶
Pre-Queue Time
MIDIイベントが生成され、現在のフレームより前の時間で順番待ちをします。
Delay Time
全てのイベントが、この時間の長さより後で再生されます。
Max Jump Time
Frame Barが、この量、または最後のクックから後で増加する場合、そのインターバルの中のMIDIイベントがスキップされます。
Recovery Method
もしHoudiniが時間通りにクックして次のMIDIイベントを生成できない場合、3つの方式のうち一つを使うと回復できます。 紛失したイベントはスキップ、遅延、またはすぐに出力されます。
Automatic Note
'All Note Off'イベントを、Start Offおよび/もしくは出力の終点に送ることができます。
All Notes Off
All Notes Offメッセージを全てのMIDIチャンネルへ送ります。
Note ¶
Note Name
ノートチャンネルのベース名。
入力チャンネルの名前の後に番号があれば、その番号がノート番号であると見なされます。 違う場合、チャンネル値がノート番号を含んでいると見なされます。
Velocity Name
Velocityチャンネルのベース名。
Aftertouch Name
Aftertouchチャンネルの名前。
Pressure Name
Channel Pressureチャンネルの名前。
Normalize
0-1
の範囲内にあるチャンネル値は、0-127
にマッピングされます。
Pitch Wheel Name
Pitch Wheelチャンネルの名前。
Control ¶
Controller Name
コントローラチャンネルのベース名。
Controller Format
7または14ビットコントローライベントを送信します。
Normalize
異なる範囲から0-127
からまで、チャンネルの値をマッピングします。
Program Change
Program Changeチャンネルの名前。
Sys ¶
Bar Ramp Name
クロック単位の振動数は、ランプの周期で決定されます。ランプは、0
から1
でなければなりません。
Ticks Per Bar
ランプ当たりの時計目盛の数。
Send Start/Stop/Continue Events
フレームバーが開始または停止する時に、適切なイベントを送ります。
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
Examples ¶
See also |