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MIDI In CHOPは、シリアルポートに接続されたMIDIデバイスからMIDIイベントを受け取り、MIDIイベントをワークステーション (すなわちビルトインのソフトウェアシンセ)内に読み取り、MIDIファイルの楽譜を解釈します。 MIDIデータは、リアルタイムまたはHoudiniタイムラインプレイバーの時間で記録することができます。 以下のMIDIイベントに対応しています:
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Note On, Note Off
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Polyphonic Aftertouch
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Channel Pressure
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Program Change
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Control Change(MIDIコントローラデバイス)
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Pitch Wheel
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ビートパルスを含むTimer Events
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Bar Messages
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Start, Stop, Continue
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Song Position Pointer
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System Exclusive Messages
別のMIDIチャンネルに到達したMIDIイベントを別のCHOPチャンネルに記録することができます。 また、MIDI CHOPをいくつでも同一もしくは異なるソースから読み取ることもできます。 Houdiniは、MIDIのStart、Stop、Continueのイベントを受け取った時に、Playbarに影響を与えます。
Note
MIDI入力の値は、Houdini .hipファイルに保存され、ファイルが再読み込みされた時には再保存されます。 物理コントローラは、それらのコントローラが動かされると値が変わるので、.hipを再起動した時には異なる場所にあることがあります。 これは回避できません。
パラメータ ¶
Source ¶
MIDI Source
Listen元のMIDI Interface:ハードウェアポイント、内部、ファイル。
MIDI File
ファイルを読み込む時のMIDIファイルの名前。
Read Entire MIDI File
Start/End を使用するのではなく、ファイル全体を読み込みます。
MIDI Channels
読み込み元(1-16)のMIDIファイル。Channel Prefixを指定しなかった場合、複数のチャンネルからの入力ストリームが一つに結合されます。
Channel Prefix
複数のMIDIチャンネルを取得する時、チャンネルを結合するか、分離させたままにすることができます。 このフィールドが空っぽの場合(“ch”を試してみてください)、MIDIチャンネル毎にCHOPチャンネルのセットが作成されます。 全てのCHOPチャンネルの名前が、この文字列とMIDIチャンネル番号で始まるようになります。
Echo Messages to Textport
全ての入力MIDIメッセージをテキストポートに記録します。
Record ¶
Record Method
以下の4つの記録方式から一つ選択します:
Single Frame
最も最近の値のみがフレーム 0
で出力されます。
Current Frame
Single Frame同様、最も最近の値が現行フレームで出力されます。
Current Time Slice
現行タイムスライスをMIDI出力します。
Full Length
範囲全体をMIDI出力します。
Record
記録の開始と停止を手動で行うために使うボタン。
Reset
CHOP出力チャンネルをリセットして、1
サンプルの長さにします。
Note ¶
Note Name
Note(音符)イベントを読み取るために、チャンネルベース名を入力します。(n
で試してみてください)。
Note Scope
記録する音符。範囲(41から60
で試してください)を使うことができます。
Note Output
音符が一つのチャンネルに記録することができるか、あるいは 各音符番号が独自のチャンネル(Single Channels)を持つことができます。
Velocity
Velocityは、音符の一部(Note Amplitude:音符の振幅)として、または異なるチャンネル(Separate Channels)として記録することができるほか、 全く記録しない(Off)こともできます。
Velocity Name
Velocityのみのチャンネルのベース名。(v
を試してみてください)
Aftertouch Name
Polyphonic Aftertouchチャンネルのベース名。
Pressure Name
Channel Pressureチャンネルの名前。
Normalize
音符のベロシティ(強さ)、Pressure & Aftertouchを正規化することができます。
Pitch Wheel Name
Pitch Wheelチャンネルの名前。
Control ¶
Controller Name
コントローライベントを読み取るために、ベース名を入力します。
(c
で試してみてください。)
Controller Type
使用できるコントローラは128個あります。インデックス指定またはリストから選択してコントローラを指定することができます。
Controller Index
コントローラのインデックス範囲。(1-8
で試してください。)
Controller Format
7(より一般的)または14ビットコントローラのどちらかを選択します。
Normalize
コントローラ値は、単純な範囲に正規化することができます。
Unwrap
周期的なコントローラがMIDI制限を超えて拡張できるようにします。
Program Change
Program Changeチャンネルの名前。
Sys ¶
Timer Pulse Name
MIDIビート上でパルスするチャンネルの名前。
Timer Ramp Name
MIDIビート間で0
から1
へランプするチャンネルの名前。
Timer Period/Start
ビートの開始/周期値を持つチャンネルの名前。
Ticks per Beat
MIDIビート毎のタイマーパルスの数。
Bar Ramp Name
MIDIバー間で0
から1
へランプするチャンネルの名前。
Bar Period/Start
バーの開始/周期値を持つチャンネルの名前。
Bar Message
Barメッセージを記述した一連の16進数バイト。
Song Pos Name
Song Position Pointerチャンネルの名前。
Channel Name 1-12
System Exclusiveメッセージ毎の出力チャンネル名。
Message 1-12
SysExメッセージを記述した一連の16進数バイト。
(*
は気にしない、V
は0から127の範囲の値、v
は0から1の範囲の値。)
Common ¶
これらのパラメータのいくつかは、すべてのCHOPノードで利用できない場合があります。
Scope
影響を受けるチャンネルを決めるために、いくつかのCHOPにはスコープ文字列があります。
Scope 内では、パターン(例えば、*
(すべてに一致)、?
(1文字に一致))が使用可能です。
以下に可能なチャンネル名マッチングオプションの例を載せます:
chan2
単一チャンネル名に一致します。
chan3 tx ty tz
スペース区切りで4つのチャンネル名に一致します。
chan*
chan
で始まる各チャンネルに一致します。
*foot*
チャンネル名にfoot
が含まれる各チャンネルに一致します。
t?
?
は1文字に一致します。t?
はt
で始まる2文字のチャンネルに一致します。
blend[3-7:2]
指定した範囲の番号のチャンネルblend3
、blend5
、blend7
に一致します。
blend[2-3,5,13]
チャンネルblend2
、blend3
、blend5
、blend13
に一致します。
t[xyz]
[xyz]
はチャンネルtx
、ty
、tz
に一致します。
Sample Rate Match
Sample Rate Match オプションは、複数の入力CHOPのサンプルレートが異なる場合を処理します。
Resample At First Input’s Rate
1番目の入力のレートを使って他の入力を再サンプリングします。
Resample At Maximum Rate
一番高いサンプルレートに再サンプリングします。
Resample At Minimum Rate
一番低いサンプルレートに再サンプリングします。
Error if Rates Differ
異なるサンプルレートを受け入れません。
Units
Timeパラメータの単位。
例えば、秒(デフォルト)、フレーム(HoudiniのFPS)、サンプル(CHOPのサンプルレート)の単位で持続する遅延の時間の長さを指定することができます。
Note
Unitsパラメータを変更する時、既存のパラメータを新しい単位に変換しません。
Time Slice
Time Sliceはクッキングパフォーマンスを良くしメモリ使用量を少なくする機能です。慣例上、CHOPは全体のフレーム範囲のチャンネルを計算します。チャンネルをフレーム毎に評価する必要がないなら、全体のチャンネル範囲をクッキングするのは不必要です。必要なチャンネルの部分だけを計算するほうが効率的です。この部分のことを Time Slice と呼びます。
Unload
CHOPで使われるメモリをそのCHOPのクックが終わったあとにリリースして、次のCHOPにデータを渡します。
Export Prefix
Export Prefix をCHOPチャンネル名の頭に追加することで、エクスポートする場所を決めることができます。
例えば、CHOPチャンネル名がgeo1:tx
で、プリフィックスが/obj
なら、チャンネルは、/obj/geo1/tx
にエクスポートされます。
Note
Export Prefix を空白のままにすることができますが、CHOPトラック名をobj:geo1:tx
のように絶対パスの名前にする必要があります。
Graph Color
すべてのCHOPには、このオプションがあります。各CHOPにはグラフ表示用のデフォルトのカラーが割り当てられますが、 Graph Color を使ってそのカラーを上書きすることができます。Paletteには36個のRGBカラーの組み合わせがあります。
Graph Color Step
グラフがアニメーションカーブを表示し、CHOPに2つ以上のチャンネルがある時、これは、虹色のカラースペクトルを指定して、あるチャンネルから次のチャンネルへカラーを別のカラーに定義します。
See also |