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oplegacyinputs [-q] networktype nodename [inputname ...]
これは、Houdini11.1またはそれ以前のバージョンのオペレータの入力名を定義します。 それらのバージョンでは、オペレータは入力名ではなく入力番号を使っていたので、古いHIPファイルとの上位互換を維持しながら入力を再配置することは不可能です。 それよりも新しいHoudiniのバージョンでは、オペレータに対して入力名を使うので、上位互換を維持しながら、入力を移動したり、古い入力の間に新しい入力を挿入することができます。 しかし、Houdini11.1またはそれ以前のバージョンで保存したHIPファイルは、そのような変更で影響を受けます。なぜなら、それらの変更は、名前ではなくインデックスのみを保存しているからです。 インデックスは、指定したワイヤーが指定したインデックスの入力に接続するように指定しますが、そのインデックスには、今では新しいセマンティクスを持つ新しい入力があります。 そこでは、このコマンドが役に立ちます。 このコマンドはHoudini11.1で利用可能なオペレータの入力インデックスに名前を割り当てます。 そして、この入力名のマッピングは、新しいHoudiniのバージョンで古い入力インデックスを、新しいバージョンのオペレータの新しい入力インデックス名に解決(remap)するために使われます。 つまり、古いHIPファイルを読み込んで、古いワイヤーを正しい入力に接続することができます。
オプション ¶
-q
(Quiet) 不明なオペレータなどに関するエラーをプリントしません。
Examples ¶
oplegacyinputs Vop align from to
Align VOPノードの1番目の入力名をalign
に、2番目の入力名をto
に指定します。
これによって、古いHIPファイルを読み込むと、入力番号による入力接続が、Align VOPの入力を再配置または最初に新しい入力を追加(例えば、インデックス0では、古い入力のセマンティクスを置換します)することで、
新しいHoudiniバージョンで読み込まれます。