otconfig [-b 0|1] [-d 0|1] [-i 0|1] [-l 0|1] [-o 0|1] [-s 0|1] [-S 0|1] [-u 0|1] [-w 0|1] [-x 0|1] [-y 0|1]
このコマンドのオプションは、Toolsメニューで表示されるAsset Managerダイアログで利用可能なオプションに相当します。
オプションのオン/オフは、1または0を指定します。すべての変更は、すぐに反映され、HOMEディレクトリ内の設定ファイルに保存されます。
otpreferコマンドを使えば、指定したオペレータタイプに対して、それらのグローバルオプションを上書きすることができます。これは、特定のオペレータタイプ定義に対してソースを明示的に選択することができます。
オプションを指定しなかった場合、コマンドは、現行の値をプリントします。
オプション ¶
-x 0|1
(Asset Managerダイアログの Give Preference to Definitions from Index Files の項目)
インデックスファイルの定義を優先します。 インデックスファイルにリストしたオペレータ定義が、HDA内の同じオペレータ定義よりも優先されます。 このバージョンのHoudiniとバージョン5.5またはそれ以前のHoudiniの間で共有したいオペレータ定義があれば、このオプションをオンにしてください。
-i 0|1
(Asset Managerダイアログの Give Preference to Definitions Saved in Hip File の項目)
HIPファイルに保存した定義を優先します。HIPファイルは、任意でHIPファイルで使うオペレータすべての定義を含むHDAを埋め込むことができます。 このオプションがオンなら、HIPファイルに保存したそれらの定義が、他のHDAに保存した同じオペレータの定義よりも優先されます。 オペレータ定義への今後の変更が、HIPファイルの機能に影響を与えたくないのであれば、このオプションをオンにします。 “-x”オプションは、このオプションよりも優先度が高いです。
-l 0|1
(Asset Managerダイアログの Give Preference to Definitions with Latest Date の項目)
日付が一番新しい定義が優先されます。このオプションをオンにして、単一オペレータで利用可能な定義がいくつかあるとすると、 Houdiniは、一番新しく更新された定義を使います。 このオプションがオフなら、Houdiniは、HDAが読み込まれた順番を使って、使用する定義を決めます。 “-x”と“-i”のオプションは、このオプションよりも優先度が高いです。
-s 0|1
(Asset Managerダイアログの Save Operator Definitions to Hip File の項目)
HIPファイルにオペレータ定義を保存します。このオプションがオンなら、HIPファイルを保存する度に、Houdiniは、HDAをファイルに埋め込みます。 このライブラリは、HIPファイルで使われているオペレータすべてのオペレータ定義を含んでいます。 このオプションをオフにすると、HIPファイルが使用するディスク容量が減りますが、HIPファイルで使用しているオペレータ定義のどれかを削除すると、 HIPファイルは、削除したオペレータを作成できなくなります。
-S 0|1
(Asset Managerダイアログの Save Definitions of Unlocked Assets to Hip File の項目)
ロック解除したアセットの定義をHIPファイルに保存します。このオプションがオンなら、HIPファイルを保存する度に、Houdiniは、HDAをファイルに埋め込みます。 このライブラリは、最低でも1個の Allow Editing of Contents に設定されたインスタンスを持つHIPファイル内のオペレータタイプすべてのオペレータ定義を含んでいます。 Save Operator Definitions to Hip File のオプションがオンなら、このオプションは、重要ではありません。 その理由は、ロック解除したインスタンスの有無に関係なく、すべてのオペレータタイプ定義がHIPファイルに保存されるからです。 このオプションは、アセットインスタンスの変更が必要なHIPファイル用です。 その場合、外部アセット定義への変更が、HIPファイル内で作成したアセットへの変更を無効にする場合があります。 それらのロック解除したアセットの定義をHIPファイルに保存することで、それらの干渉を回避することができます。 このオプションがオンの時に Give Preference to Definitions Saved in Hip File のオプションをオンにすることも良い考えです。 これによって、外部アセット定義への変更が、このHIPファイルで無視されます。
-u 0|1
(Asset Managerダイアログの Leave Values When Defaults Change の項目)
デフォルトが変わった時でも値をそのままにします。 このオプションがオンなら、新しいデフォルト値を設定した新しいオペレータタイプの定義を読み込んでも、デフォルト値にしていたパラメータの値は変わりません。 このオプションがオフなら、古いデフォルト値にしていたパラメータの値は、新しいデフォルト値に変わります。
-w 0|1
(Asset Managerダイアログの Display Warning for Out of Date Operators の項目)
古くなったオペレータに対して警告を表示します。このオプションと-iがオンなら、Houdiniは、HIPファイルに埋め込まれたオペレータ定義すべての更新時刻をチェックします。 埋め込まれた定義が、ディスク上で利用可能な他の定義よりも古ければ、Houdiniは、HIPファイルに古くなったオペレータ定義が含まれていることを通知するために、警告ダイアログを開きます。
-y 0|1
(Asset Managerダイアログの Display Warning for Operators With Incomplete Definitions の項目)
完全な定義が利用できないために、ノードが不完全なアセット定義を読み込もうとした時に警告を表示します。
-b 0|1
(Asset Managerダイアログの Create Backup Files when Saving Libraries の項目)
ライブラリを保存する時にバックアップファイルを作成します。このオプションがオンなら、 HDAを保存する度に、そのHDAのバックアップファイルを作成します。 この機能は、オペレータ定義に加えた変更が未完成になる可能性があります。 デフォルトでは、バックアップは、HDAのパスの“backup”サブディレクトリに作られます。 HOUDINI_BACKUP_DIR環境変数を設定することで、バックアップディレクトリを変更することができます。
-d 0|1
(Asset Managerダイアログの Safeguard Operator Definitions の項目)
安全対策を施したオペレータ定義。コンテキストメニューから“Allow Editing of Contents”/“Match Current Definition”を除去します。 このメニューを隠すことで、ユーザが誤ってオペレータ定義を更新してしまうことを回避することができます。
-o 0|1
(Asset Managerダイアログの Use OPlibraries Files to Find HDAs の項目)
OPlibrariesファイルを使ってHDAを検索します。このオプションは、Houdiniを起動した時に読み込むHDAファイルの検索方法を設定します。 このオプションをオンにすれば、Houdiniは、HOUDINI_PATHから読み込むHDAファイル名のリストを含んだOPlibrariesという名前のファイルを検索します。 このオプションをオフにすれば、Houdiniは、HOUDINI_OTLSCAN_PATH環境変数で指定したディレクトリすべてから*.hdaを走査します。 このパスのデフォルトは、HOUDINI_PATHのすべてのディレクトリのhdaサブディレクトリです。
Note
HOUDINI_PATHのみを定義していれば、Houdiniは常にそのパス内で一番新しい.hdaを使います。
See also |