viewagentopts [options] viewports
このコマンドにより、単一のビューポートまたは複数のビューポートで群衆エージェントのレンダリングに関連する表示オプションを変更できます。
オプション ¶
-b base_lod
エージェントのディテールレベルのベースレベルを設定します。 通常、これはゼロで、エージェントのオリジナルメッシュをディテールのベースレベルとして使用します。 より高いレベルに設定すると、ポリゴンを削減したメッシュがベースレベルとして使用されます。 base_lodはmax_lod(-mで指定)よりも小さくなります。 これは最適化オプションで、この値を上げると、メッシュの精度は下がりますが、パフォーマンスが向上します。
-B on|off
エージェントのブレンドシェイプの表示を有効または無効にします。
-d deform_level
エージェントに実行したボーン変形のパフォーマンスレベルを設定します。
deform_level:
0
すべてのエージェントは、4ボーン変形(高精度)を使用します。
1
オリジナルエージェントは4ボーン変形を使用しますが、ポリゴンを削減したすべてのエージェントは、 それよりも速い1ボーン変形を使用します。
2
すべてのエージェントは、高速の1ボーン変形(高パフォーマンス)を使用します。
-L on|off
エージェントのディテールレベル表示をオンまたはオフにします。オフの場合、他のディテールレベルのパフォーマンスオプションはいずれもエフェクトがなく (deform_levelのみが使用されている状態)、すべてのエージェントは完全なディテールレベルで描写されます。
-l lod_quality
ディテールレベルの精度を設定します。プラス値は、LODシステムが高いディテールエージェントメッシュになるようにバイアスをかけて表示精度を上げます。 マイナス値は低いディテールメッシュを使用してパフォーマンスを上げます。 lod_qualityの有効範囲は、-6から6までです。
-m num_lod_levels
ポリゴンを削減したメッシュのレベルをnum_lod_levelsまで生成します。 lod_min_points設定を使用する場合、この設定以下のレベルが多くなると、LODレベルの生成が、要求されたレベル数の試行を停止させることがあります。
各レベルには、前のレベルのほぼ半数のポリゴンがあります。 複合エージェントモデルの場合、デフォルトの4LODレベルよりも多くのレベルが必要になることがあります(削減されていない最初のオリジナルモデルに加えて)。
-p lod_min_points
削減されたディテールポリゴンメッシュに対する下限を設定します。 これは、lod_min_pointsより少ないポイントを作成する場合、LODレベルを設定値以上に生成しないようにします。
コマンドからビューアとビューポートを参照する方法 ¶
ビューアは、“desk.pane.type”という書式の名前を持っています:
-
desk = ビューアペインを含むデスクの名前。
-
pane = ビューアペインの名前。
-
type = ペインの内容に応じて“world”、“particle”、“texture”。
すべてのビューアのリストを見るには、“viewls -n”を使います。ビューア関連のコマンドのほとんどでは、同時に2つ以上のビューアを指定することができ、ビューア名にワイルドカードを使用することができます。
ビューアは4つのビューポート(例えば、top、left、front、perspective)に分割することができます。ビューポートは、“desk.pane.type.viewport”という書式の名前を持っています:
-
desk = ビューアペインを含むデスクの名前。
-
pane = ビューアペインの名前。
-
type = ペインの内容に応じて“world”、“particle”、“texture”。
-
viewport = ビューアペイン内のビューポートの名前。ビューポートのディスプレイオプションエディタのビューポートの名前を変更することができます。すべてのビューポートをリストするには、“viewls -n -v”(各ビューポートが存在するビューアが何か表示するには、“viewls -v”を使用)を使用します。
ビューポート関連コマンドのほとんどでは、同時に2つ以上のビューアを指定することができ、ビューア名にワイルドカードを使用することができます。ビューアの名前を使ってビューア内のすべてのビューポートを参照することができます。例えば、"viewcamera -c cam1 Build.panetab1.world.persp1 Build.panetab1.world.top1 ..."
の代わりに"viewcamera -c cam1 Build.panetab1.world.*"
または"viewcamera -c cam1 Build.panetab1.world"
を使用することができます。
ビューポート関連コマンドのほとんどは、ビューポートだけでなくビューメモリでも動作します。ビューメモリは、"desk.pane.type:memory"
の形式を持ち、memoryは1から9の番号または名前です。最初の3つのコンポーネント(desk name、pane name、type)にはワイルドカードを使うことができます。ビューメモリすべてをリストするには、viewls -n -l
を使用してください。
viewlayout
コマンドは、ビューアペインのビューポートの数とレイアウトを設定します。