このオペレータは指定した量でサーフェス法線方向にサーフェスを変位します。変位にはアンチエイリアスがかけられます。
Stripes、Boxes、Ringsのようなパターンオペレータの出力を“amount”入力へ接続することが多いと思いますが、“scale”乗数により変位量をさらに制御することができます。
このオペレータは、ディスプレイスメントシェーダで両方の出力をOutput Variablesオペレータのそれに該当する入力に接続して使用するのが普通です。
また、サーフェスシェーダで表示させることも可能で、その場合、変位した法線を正規化して、Lighting ModelオペレータのnN
入力に接続します。
入力法線(nN
)を明示的に接続する場合は、それを正規化してください。
Position(P
)入力およびNormal(nN
)入力を接続しなかった場合、同じ名前のグローバル変数が代わりに使用されます。
法線は自動的に再計算され、出力用に設定されます。
なお、SOP/POPコンテキストでシアー(傾斜)およびオブジェクトスペース変形は実行されません。 これらは完全性のためだけのパラメータとして存在します。
Tip
RenderManで変位を実行する場合、ノイズVOPに接続する前にRSL Transformノードを必ずPに追加してください。 これを “current to world” にして、オブジェクトレベルでの変位空間をレンダリングを行なっているカメラに変更してください。 これを行なわないとノイズがスライドします。
パラメータ ¶
Displacement Amount
シアー(傾斜)量を含む全体的な変位量。
Scale
垂直方向の量の乗数。
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