このオペレータは、アンチエイリアスノイズを使って法線方向にサーフェスを変位します。
そして、変位したサーフェスの位置(dispP
)、法線(dispN
)、変位量(amount
)を返します。
オプションで、指定した範囲にノイズの振幅をクランプ(制限)することができます。 クランプは3次補間法により滑らかに行なわれます。ロールオフを指定した場合、ブレンドの変曲点が移動します。 ロールオフが1より大きい場合、右側に移動します。ロールオフが1より小さい(そして0より大きい)場合、左側に移動します。
ノイズの密度を上げたい場合は、 Compute Absolute Noise Value を有効にします。絶対値は、クランプ(制限)の実行前に計算されます。
このオペレータは、ディスプレイスメントシェーダで両方の出力をOutput Variablesオペレータのそれに該当する入力に接続して使用するのが普通です。
また、サーフェスシェーダで表示させることも可能で、その場合、変位した法線を正規化して、Lighting ModelオペレータのnN
入力に接続します。
Surface Position(P
)が接続されていない場合、同じ名前のグローバル変数が代わりに使用されます。
通常は、Rest PositionやUV Space ChangeをP
入力として使用します。
P
が必要な場合はGlobal Variablesオペレータで探します。
入力法線(nN
)を明示的に接続する場合は、それを正規化してください。通常は、nN
を変更する必要はありません。
ただし、Bump Mapのようなオペレータにより追加のディスプレイスメントを適用したい場合は例外です。
このオペレータにより、山や高原風景のようなものから、しわくちゃになった紙、スタッコ、コルクのようなものまで、いろいろな種類のパターンを生成することができます。 例えば、高さが0.09の7.2の周波数を0.05から0.43の範囲にクランプ(制限)すると、スタッコのようなパターンが生成されます。
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