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このオペレータは、指定したテクスチャマップからフィルタリングしたサンプルを計算し、RGBまたはRGBAカラーを返します。 画像にアルファチャンネルがなく(例えばJPEG画像の場合)、オペレータがRGBAを返す場合、アルファは1に設定されます。
テクスチャ座標が与えられていない場合、s
とt
のグローバル変数の値によりテクスチャの指数を割り当てます。
(dsおよびdtの)微分入力の両方を接続する場合、s
とt
は、左下と右上のコーナーがそれぞれ(s-ds,t-dt)と(s+ds,t+dt)である四角形の中心を意味します。
ジオメトリに既に割り当てられたレイヤーテクスチャアトリビュートにより、テクスチャを別のテクスチャの上に重ねてレイヤーを作成するには、
Shading Layer Parameter の出力を Vector To Float につなぎ、fval1
およびfval2
をこのオペレータのs
およびt
入力へ接続し、
RGBAシグネチャとDecalラッピングを選択します。
それから、カラー出力を Vector4 To Vector オペレータへ接続して、RBBとアルファを切り離します。
次にMixオペレータを配置して、RGBカラーをinput2
へ、アルファをbias
へ、以前のTextureのカラーをinput1
へ接続します。
この手続きを必要なだけ繰り返します。
パラメータ ¶
Signature
RGBまたはRGBAの値です。
Texture Map
テクスチャマップとして使用する画像ファイルです。
UDIM Filename Expansion
UDIMテクスチャファイル名の展開。
UDIM座標は、UV座標に基づいて計算されます: 1000 + int(u)+1 + int(v)*10
。
例: “map_<UDIM>.rat”は、u=3.1, v=4.15で“map_1044.rat”を返します。
Source Color Space
テクスチャのカラー空間。
S Coordinate
S座標(またはグローバルs
)です。
T Coordinate
T座標(またはグローバルt
)です。
S Derivative
sについての微分係数です(UV Project参照)。
T Derivative
tについての微分係数です(UV Project参照)。
Wrap
テクスチャ座標が0-1までの範囲の外側にある場合、どのように画像を評価するかを決定します。オプションは下記のとおりです。
Repeat
(ストリング値repeat
)画像マップは0から1の範囲外で繰り返されます。基本的には、テクスチャ座標の整数コンポーネントは無視されます。
Streak
(ストリング値streak
)テクスチャ座標は0から1の範囲に固定されます。
Decal
(ストリング値decal
)0から1の範囲外の座標は、画像カラーではなく境界カラーへの評価を行ないます。
Filter Type
評価に使用するアンチエイリアスフィルターのタイプです。オプションは下記のとおりです。
Box
(ストリング値box
)
Gaussian
(ストリング値gauss
)
Bartlett/Triangular
(ストリング値bartlett
)
Sinc Sharpening
(ストリング値sinc
)
Hanning
(ストリング値hanning
)
Blackman
(ストリング値blackman
)
Catmull-Rom
(ストリング値catrom
)
Mitchell
(ストリング値mitchell
)
Point Sampling
(ストリング値point
)
Filter Width
シェーディングコンテキストの微分係数にもとづいてテクスチャにブラーをかけます。 SOPコンテキストのように微分係数のないコンテキストの場合、このパラメータは何の効果もないため、代わりに Texture Blur または Pixel Blur を使用してください。 シェーディングコンテキストでは、フィルタリングはマイクロポリゴンのサイズに比例し、1つのマイクロポリゴンをフィルタリングするフィルタ幅は1です。
Texture Blur
画像の幅のパーセンテージとしてテクスチャにブラーをかけます。ブラーは0(ブラーなし)から1(全体画像にブラーをかける)の範囲で指定されます。
Pixel Blur
指定したピクセル数によりテクスチャにブラーをかけます。マップの解像度が変わると、ブラーの量が変わります。
Border Color
Decalラッピングを使用している場合の境界カラーです。
Extrapolate Derivatives
アンチエイリアスの情報を計算する場合に微分係数の外挿法を使用するかどうかを指定します。
Interpolate MIP Levels
異なるMIPレベル間でRATファイルを補間するかどうかを指定します。有効の場合、RATファイルの異なるMIPレベルにアクセスする時に発生する途切れを除去してくれます。 しかし、テクスチャ評価の結果がややソフトになり(つまり、よりブラーがかかり)計算時間が2倍かかります。
Default Color
デカール(ステッカー)テクスチャの評価時に、そのデカール(ステッカー)の外側で評価されるカラーです。
Texture Channel
マルチプレーンテクスチャで評価するカラーチャンネルを指定します。
PTexture Face
ptexファイルを評価する場合、マップ内へのインデックスを付けるために使用されるポリゴンフェースです。このデフォルトはポリゴン数です。
Texture Orientation
場合によっては、テクスチャマップ(特にPtexテクスチャ)の向きがHoudiniの標準の向きと異なっていることがあります。
このパラメータは、単にs
とt
の座標を制御することができます。オペレーションは以下のとおり:
Default
デフォルトのs
とt
の座標を使用します。
Flip S
s
座標を反転します(水平反転)。
Flip T
t
座標を反転します(垂直反転)。
Swap S/T
s
とt
の座標を入れ替えます(対角線反転)。
このオペレーションを実行した時、スワップ前に反転が起こります。
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