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このノードには、現行VOPネットワークタイプのすべてのグローバル変数となる出力があります。このノードには入力はありません。
このノードから利用できる変数には、ほとんどの場合、常にOutput Variablesノードに用意されている入力変数のすべてを含んでいます。 この2つのノードの違いはOutput Variablesノードは、変更可能なグローバル変数に対する入力のみを用意している点です。
すべてのVOPネットワークタイプには、そのタイプに関連するグローバル変数一式があります。
これらは、VOPネットワークが作用するVEXコンテキストに固有の変数です。
(SurfaceやDisplacementのような)シェーディングコンテキストでは、シェードをかけたジオメトリでのポイントのPosition(P
)といった変数や、シェードをかけたポイントでのサーフェスの法線(N
)といった変数になります。
SOPやPOP Operatorネットワークでは、これらの変数には、制御を受けているポイントのPosition(P
)や、制御を受けているポイントのポイント番号(ptnum
)などが含まれます。
パラメータ ¶
Context Type
ノードがアクティブなシェーダコンテキストを指定します。 シェーダコンテキストは、 Surface 、 Fog 、 Light または Displacement などです。
Material Shader Builder SHOPには、いくつかのシェーダを含めることが可能で、各シェーダはBuilder HOP内にあるVOPネットワークの一部により定義します。 内部はいくつかのシェーダコンテキストタイプ用のノードになります。例えば、SurfaceおよびDisplacementのシェーダコンテキストでは、カラーを割り当て、サーフェスジオメトリに変位を加えるマテリアルを定義します。
他のSHOP、例えばSurface Shader BuilderやDisplacement Shader Builderには、1つのタイプだけのコンテキストが含まれます。 内部のVOPノードには、そのコンテキストタイプのみを指定できるため、このパラメータは無効になります。
Output A Single Variable
有効な場合、出力数を1に縮小し、下記のメニューから選択したグローバル変数のみを出力します。 このオプションは、そのノードが、異なるコンテキストからのアクセスを必要とするサブネットワークの一部である場合に便利です。
Variable Name
使用できるすべてのグローバル変数のメニューです。その上にあるトグルと連動して機能します。
入力 ¶
ありません。
出力 ¶
使用できる出力のリストは、現行VOPネットワークタイプに依存します。 出力数は、 Output A Single Variable が有効かどうかにより変わります。
VEX Surface SHOP Typeネットワーク内にある場合、出力には下記の項目があります。
Cf
サーフェスカラー。
Of
サーフェス不透明度。
Af
サーフェスアルファ。
P
サーフェス位置。
Pz
サーフェスデプス。
I
目(カメラ)からサーフェスへの方向。
dPds, dPdt
サーフェスの方向または微分係数。
N
サーフェス法線。
Ng
サーフェスジオメトリック法線。
Eye
目(カメラ)の位置。
s, t
パラメトリック s および t 座標(u, v)。
Time
シェーディング時間。
dPdz
深度による位置変化。
SID
サンプル識別子。サンプルidをnextsample()
VEX関数と使用すると、再レンダリング時やフレーム間で変化しない一貫性のあるランダムサンプルを生成します。
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