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概要 ¶
Light Filter Primをライトに割り当てることで、ライトから送信される光線を修正することができます。 詳細は、Karmaライトフィルターを参照してください。
このフィルターは、光の 減衰 を変更します。つまり、光源からの距離に応じて光の強度/色の変わり方を制御します。
場合によっては、物理的にリアルでない減衰の方が“自然な”感じに見えたり、シーン内でライティングしやすいです。 光が減衰するにつれてその光の色味を変えることで、例えば、遠くの光ほど青くなるようにするといった芸術的な効果を生成することができます。
パラメータ ¶
Style
減衰のタイプ。
Physically Correct
これがKarmaの光の通常の挙動です。 光の強度は、距離の2乗で減衰します。
Half Distance
光の強度が半分になる光源からの距離を指定します。 これは次の数式でモデル化されています:
Cl = H / (H + D)
HがこのHalf Distance、Dは光源からの距離です。 Dが0ならH/Hで1となります。DがH(このHalf Distance)なら、強度はH/(H+H)となり、強度が半分になります。
光は、光源からの距離に関係なく決して完全に消えることはありません。
Quadratic Polynomial
強度の減衰が2次多項式で制御されます。これは次の数式でモデル化されています:
Cl = 1 / (a + b*D + c*D*D)
ここの多項式の係数は次のとおりです: a
(定数)、b
(線形)、
c`(2次式)。Dは光源からの距離です。
a == 0
、b == 0
、c == 1
の場合、これは Physically Correct と等価です。
Ramp
光の減衰がランプで制御されます。 ランプのルックアップは、線形に制御され、Ramp Near値からRamp Far値の間でクランプされます。
Distance
Style が Half Distance の時、ここには、光源の強度が半分になる光源からの距離を指定します。
Constant
Style が Quadratic Polynomial の時、ここには定数項を指定します。
Linear
Style が Quadratic Polynomial の時、ここには線形項を指定します。
Quadratic
Style が Quadratic Polynomial の時、ここには2次項を指定します。
Ramp Near
Style が Ramp の時、ここには、ランプの開始に呼応する距離を指定します。これより手前の距離はランプ内の最初の値を使用します。
Ramp Far
Style が Ramp の時、ここには、ランプの終了に呼応する距離を指定します。これより遠方の距離はランプ内の最後の値を使用します。
Ramp
Style が Ramp 、且つ、距離が Ramp Near から Ramp Far の間にある時、このフィルターは、光にこのランプの値を乗算します。 カラーを可変させて光の強度をスケールさせたり、距離に応じて光の色味を変えることができます(例えば、遠くの光ほど青くなるようにすることができます)。
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