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分散DOPシミュレーションの出力は、複数のジオメトリファイルのシーケンスであることがよくあります。 ボリュームまたはパーティクルのシミュレーションの各フレームがいくつかのファイルに分けられます。 File Merge SOPは、それらのファイルを1つのジオメトリに組み直します。
パラメータ ¶
Geometry File
読み込むファイルの名前。その名前にキーワード$SLICE
を入れることが重要です。
このキーワードは、その変数の現行値と関係なく、結合番号に置き換わります。
Note
これをチャンネル参照にすることはできません。そうすると$SLICE
展開が失敗します。
Reload Geometry
ファイルを強制的に再読み込みします。
Merge Range
ファイル名の$SLICE
変数は、この連番に置き換わります。
1番目が開始番号、2番目が終了番号、3番目が増分値です。
例えば、ディスクから0から3のファイルを読み込むなら、値を0, 3, 1にします。
Delete Points from Other Files
パーティクルシミュレーションは、分散時にパーティクルスライスアトリビュートを保存します。 パーティクルは2つ以上のファイルで表示するので、パーティクルを結合すれば、重複したパーティクルを取得することになります。 このオプションは、現行の結合番号に一致しないスライスアトリビュートのパーティクルを削除します。
Missing File
指定したファイルがディスクにない場合に実行する内容。 デフォルトでは、指定した名前のファイルが存在しなかった場合、SOPはエラーを返します。これは、ネットワーク内でエラーを修正する時に厄介になります。 そのような場合には、挙動を No Geometry に設定して、警告のみを発するようにすることができます。
Load
いくつかのファイルフォーマット、特に.bgeoと.geoには、ヘッダにメタデータがあるので、ファイル全体を読み込まずにメタデータを読み込むことができます。これは巨大なデータセットを取り扱う時に役に立ちます。
All Geometry
ファイル全体を読み込みます。
Info
ファイルの読み込みが成功すれば、1ポイントを作成し、メタデータの各名前付きコンポーネントに対してアトリビュートを追加します。
Info Bounding Box
ファイルのヘッダに記録されている情報を使って、境界ボックスの構築を試みます。
Merge Variable
Merge Range の各値に置換する Geometry File 内の変数名。
Cache Length
キャッシュ化するジオメトリの数。各スライスに対して内部的に同じFile SOPが使用されます。 そのため、これは、スライスの数の倍数にしてください。 例えば、10フレームのスライスを4つマージする場合は、このCache Lengthを40にしてください。
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